其之九 「超サイヤ人そして超地球人誕生!?」
「繰気弾ーっ!!!!!」
ヤムチャの繰気弾がベジータに直撃する…しかしベジータは無傷であった。
「ベジータ様、戦闘力を下げてくださいよ」
「もう限界まで下げているぞ!」
一方ピッコロを助けに飛び出した悟飯はフリーザに向かって気弾を放ち、フリーザと交戦中だった。
頑張る悟飯であったが、フリーザは気弾を悟飯にはね返した。
力を使い果たした悟飯ははね返された気弾を避ける気力が残っていなかった。悟飯に気弾が命中する瞬間、ピッコロが気力を振り絞って気弾を放ち軌道を外した。
「あのチビはもしやサイヤ人…!!あのタフさからいうとナッパの子か…!!!」
フリーザは勘違いしていた。フリーザは悟飯たちを殺す前にいいものを見せてやろうと考えた…
「死より恐ろしい究極のパワーというものをごらんにいれましょう!わたくしの最後の変身を…わたくしの真の姿を!!!」
そのセリフを聞くなり、ベジータはヤムチャでは無理なことを悟りクリリンに頼んだ。
「このオレを半殺しにしろ!!!こんど死の淵からはいあがれば、確実に超サイヤ人になれるはずだ」
仕方がなくクリリンはベジータに向かってエネルギー弾を放ち、ベジータの体を貫いた。
「い…いよいよなれるぞ…ス……超サイヤ人に………」
ベジータは笑みを浮かべて地面に落ちていった。
しかし、治療が出来るデンデは「仲間を殺した者は治せない…」そう言って負傷しているピッコロの元へ飛んでいった。
そしてついにフリーザの最後の変身が完了する。完了したフリーザは指を突き出し、光線を放った。
一同にはただなにかが光っただけしか見えなかった。
光線が当たったのは悟飯たちに説得されてベジータの治療をしようと思ったデンデと、かろうじて生きていたベジータであった。
「約束でしたよね地獄以上の恐怖をみせてあげるって………」
死んでしまったベジータの姿を見たヤムチャはこれまでのベジータとの思い出が走馬灯のように浮かんできた。
「ベジータ〜ッ!!」
ヤムチャの髪の毛が逆立ち黒髪から金髪に変わり、黄金のオーラが発生した。
「おだやかな心をもちながら はげしい怒りによって目覚めた伝説の戦士…超地球人ヤムチャだ!!!!!」
「なんだ!?あいつの変化は……!!地球人は狼にしか変わらんはず………」
フリーザはヤムチャの変化に驚いていた。
「オレはおこったぞー!!!!!フリーザーッ!!!!!」
ヤムチャはフリーザに向かっていった。左腕でフリーザを殴りつけ、吹っ飛ぶフリーザにさらに追撃し地面に叩きつけた。
その間にヤムチャは死んでしまったベジータに近づいていき、衝撃波で地面を掘り起こしベジータを土に埋めていた。
「おれの中で生きよ!サイヤ人の王子ベジータ!!
フリーザ!きさまの髪の毛一本もこの世に残さぬ」
ヤムチャは怒りで満ち溢れていた。するとフリーザが平然と立ち上がって来た。
「ボクにホコリをつけたのは親以外ではキミがはじめてだよ…でもボクにはかなわない」
フリーザはヤムチャに突進してきた。ヤムチャはフリーザの攻撃をかわし異様な構えを取った。
「ギャリック砲っー!!!!!」
ヤムチャが放ったギャリック砲はフリーザに直撃した。
「きさま〜 ベジータのギャリック砲を!!」
「せめて一傷……きさまの体にベジータの技をあびせたかった…だがきさまを倒すのはあくまでも狼牙の拳!!狼牙風風拳!!」
「えらそうなこといいやがって……このオレに勝てるわけがない!きさまが超地球人であったとしてもだ…!」
フリーザはヤムチャに向かって光線を放つ…しかしヤムチャは当たる寸前で避ける。
「よけた……!!!!そっそんなはずはない!!!」
フリーザは何度も光線を放つがヤムチャには当たらなかった。
「あててみろよ」
ヤムチャは笑みを浮かべて喋った。
「ふざけやがって……後悔しやがれーっ!!!!」
ヤムチャに向かって渾身の力をこめて光線を放つ。光線はヤムチャに直撃する。直撃するとフリーザは笑みを浮かべる…がしかしヤムチャは平然としていた。
「星はこわせても…たったひとりの人間はこわせな…がはっ」
平然としていたヤムチャだったが血を吐いて倒れてしまった。
「どうやらもうそれまでのようだな…そろそろとどめをさしちゃおうか!」
まるで次元の違う戦闘力をもつフリーザへの恐怖とヤムチャなんてどうでもいいやという気持ちで悟飯たちはヤムチャを助けに行かなかった。
とどめをさそうとしたフリーザ…その瞬間、一同の目の前に復活した悟空が現れた。
次は、其之十 「50倍狼牙風風拳の賭け」