其之八 「一発だけ弾丸を残したヤムチャ」
「おっとすまんすまん。パワーがありすぎて自分でコントロールできなかったようだ」
そしてクリリンを海へ放り投げた。
すぐクリリンを追いかけた悟飯であったが、目の前にフリーザが現れた。
「あいつを助ける気か?それより自分の身の心配をしたらどうだ?」
「どけーっ!!!!!」
悟飯は逆上し、フリーザを殴りつけ地面に叩きつけた。
その間にデンデはクリリンを陸上へと引き上げていた。その姿を見てホッとする表情を浮かべる悟飯であったが、すぐにその表情は恐怖へと変わった。
フリーザが何事も無かったように平然と立ち上がったのだ。
「さすがのオレもすこしいたかったぞ…しかしただ怒りを買っただけだっだ…」
フリーザは力を開放し悟飯へ近づいていった。
悟飯はそのフリーザの圧倒的な力により、金縛りにあったように動けなかった。
その動けない悟飯にフリーザは手刀で地面に叩きつけた。
そしてダメージを受けて動けなくなった悟飯を踏み潰そうとしていた。
その姿を見た最近出番が無くなって来たヤムチャは言った、
「オレに虐待した罪だぜ」
フリーザは悟飯を殺そうと力を入れようとした瞬間、フリーザの背後から気円斬が迫っていた
それに気づいたフリーザは胴体を切断される寸前で避けることが出来たがシッポを切断されてしまった。
気円斬を放った正体は重傷の傷から復活したクリリンだった。
クリリンはフリーザを挑発しフリーザを悟飯から遠ざけるようとして逃げていった。
しかし、フリーザはすぐにクリリンに追いついた。
「どうやって復活したかわからんが…こんどは二度と復活できないようにこなごなにしてくれるぞ!!!!」
「太陽拳!!!!」
辺りに光が包まれると同時にフリーザの目を眩ませた。
「ベジータいまだーっ!!攻撃してくれーっ!!!」
しかしベジータはデンデの治癒能力で回復していく悟飯にくぎつけであった。
「まかせろクリリン!!オレ様は準備満タンだ!!!しかしこの方法ではチャンスは1回…したがって
一発だけ弾丸をのこした拳銃とおなじ…」
ヤムチャはフリーザを仕留めるべく最後の力を振り絞った。
「繰気弾が2つで戦闘力20万ー!!いつもの2倍のジャンプが加わって戦闘力40万ーっ!!そしていつもの3倍の回転をくわえれば…フリーザおまえを上回る戦闘力120万だーっ!!」
ヤムチャは戦闘力120万の光の矢になったがあっという間に燃え尽きて倒れてしまった。
一方デンデの治療が終わった悟飯は、フリーザの視界へ登場すると力を開放し回復したことをアピールした。
「バカな…あのチビも死にかけていたはず……」
驚くフリーザ…そんな時ドラゴンボールで生きかえったピッコロが現れた。
光の矢となって気絶してしまったヤムチャが目を覚ました。
目の覚めたヤムチャの目に飛び込んできたのはピッコロがフリーザと一対一戦っている姿であった…しかしフリーザのほうが優勢であった。
「想像以上にできるんでな実力をみせることにした…」
その言葉を聞いたピッコロは自分の身につけている重いマントとターバンを脱ぎ捨てた。
「オレもだ本気でやろう…」
悟飯は「勝てる!!!!!」と声に出したのだったが、次のフリーザの言葉に恐怖してしまった。
「このフリーザは変身するたびにパワーがはるかに増す…その変身をまだ2回も残している…その意味が分かるな?この変身を見せるのはきさまが初めてだ!!!」
フリーザの第2段階の変身は背中から角が飛び出し、肩当てが伸び、後頭部が長くなった姿であった。
「さあて第2回戦といきましょうか………」
ピッコロも悟飯たちもそのフリーザの圧倒的なパワーに驚いていた。
「くそったれ!!パワーがてめえならスピードはオレだ!!!一生かかっても追いつけんぞ!!!」
ピッコロはフリーザのパワーに対しスピードで勝負しようと考えていたが…ピッコロの目の前にフリーザが現れた。笑うフリーザに対しピッコロは驚きの表情を隠せなかった。
「これはこれはおひさしぶり……ひゃあ!!!!」
突然のフリーザの攻撃にピッコロは避ける事が出来ず左足にケガを負う。
「ひゃあ!!!」
今度は避けようとするピッコロであったがフリーザの衝撃波の方が速く、避けることが出来なかった。
「ひゃひゃひゃひゃひゃ…!!!!」
フリーザのすさまじく速い攻撃にピッコロはなすすべなくやられていく…その姿を見た悟飯はフリーザに立ち向かっていった。
その絶望な状況に追い込まれたベジータはある考えを思いついた。
「ヤムチャー!このオレを半殺しにしろ!!!」
「任せてください!!!」
ヤムチャはにやりと笑うのだった…
次は、其之九 「超サイヤ人そして超地球人誕生!?」