其之四十四 「大団円? そしてヤムチャは・・・」
「カカロット!!!オレが少しでも時間を稼ぐ!!あとは貴様が地球人どもを説得しろ!!!」
ドラゴンボールで生き返ったベジータであったが、気が十分ではなかったため超サイヤ人に変身せずにブウに闘いを挑んでいった。
「地球のみんな!!頼むから元気をわけてくれ!!!」
悟空の懸命の呼びかけは地球に居る悟空を知る者達には伝わった。
ウパやボラが居る聖地カリンを守る者達、カリン塔に居るカリン様とヤジロベー、ドラゴンボールで生き返った人造人間17号、R&Rの魔の手から救ったジングル村の人々と人造人間8号ことハッチャン、ランチに天津飯と餃子・・・
しかし大半の地球人は協力をしなかった。
不甲斐ない地球人達を見て一人の男が叫んだ・・・
「貴様等さっさと協力しないかーっ!!このヤムチャさまの頼みも聞けんというのかーっ!!!」
そうやっぱりヤムチャであった、その叫びに地球人達も反応し始めた。
「えっ、ヤ、ヤムチャ!?」
「ヤムチャってあの天下一武道大会でいつも一回戦負けしていたヤツだろう?」
「闘っているってそいつか・・・」
「誰がお前なんかに力を貸すかよ!!」
ヤムチャの問いかけは逆効果であった。
「ふっ!なら貴様等地球人の力なんか借りないぜ!いくぞ狼牙風風拳ーっ!!!」
自分も地球人なのは置いといて、無謀にもヤムチャはブウに闘いを挑んでいった。
「ブウ!貴様の弱点は俺よりリーチがない事だ!!」
ヤムチャはブウの顔をめがけて拳を突き出した。
しかし次の瞬間ブウの拳がヤムチャの顔を捉えていた。
「バ、バカな・・・俺の方がリーチがあるのに・・・・・・」
ブウは自分の腕を伸ばし、リーチを増やしていた。
ブウがヤムチャにトドメを刺そうとヤムチャに向けて気弾を放つ姿勢をとった。
「こっちを向けブウ!!地球人全員の力を込めた元気玉だーっ!!!」
ヤムチャが闘っている間に悟空はなんとか地球人達を説得し、元気玉を完成させていた。
しかし、悟空はブウの近くにいるヤムチャを確認すると攻撃をとどまった。
ブウは悟空の視線を確認し状況を把握した。
そしてブウはヤムチャを盾にして悟空を挑発した。
「ご、悟空ー!俺にかまう事はない!!早く元気玉を放て!!!」
盾にされていたヤムチャは悟空に向けて叫んだ。
(いくらなんでも悟空は俺を見殺しにするわけないぜ!!少しは格好いい所を見せないとな!)
ヤムチャは心の中で考えていた。
「分かったぜヤムチャ!お前の気持ちは無駄にはしねぇ!!」
悟空は迷うことなくブウとヤムチャに向かって元気玉を放った。
「えっ!ご、悟空・・・本当に放つのかよっ!!」
ヤムチャは逃げ出そうとするがブウに掴まれていて逃げ出せなかった。
また、ブウもヤムチャを掴んでいて迫り来る元気玉を受け止める事が出来なかった。
「・・・おめえはすげえよよく頑張った・・たった一人で・・・今度はいいヤツに生まれ変われよ・・・待ってるからな・・・またな!」
悟空は元気玉に力を込めた。
元気玉がブウとヤムチャを包み込み、細胞ごと消えていった・・・
「ふうっ・・・お・・・おわったあ・・・・・・」
悟空は超サイヤ人から戻ると地面に座りこんだ。
こうしてドラゴンボール史上最後の闘い(?)が幕を閉じた・・・
「そういえば悟空さん、ベジータさんポルンガの最後の願いどうしますか?」
デンデが二人に問いかけた。
「そうだな・・・やっぱり一番の功労者のために使うか」
「勝機か、カカロット!!」
「デンデ!地球人達の体力を通常に戻すように言ってくれ!!」
「・・・なんだ、地球人ども達の事か・・・・・・」
ベジータはホッと胸を撫で下ろした。
・・・そしてこの闘いから10年の歳月が流れた・・・・・・・・・
果たしてヤムチャは?
次回 「狼拳爆発!!ヤムチャが殺らねば誰が殺る」其之四十五で何かが起こる!!!!!
何かが起こるかは、もう読者の皆さんが考えている事が起こります!!
次は、其之四十五 「バイバイ ヤムチャワールド」