其之三十五 「宿命の対決 孫悟飯対ヤムチャ」
ヤムチャが悟空達の元に辿り着いた時には悟飯が闘っていた。
さらにベジータがかなりイラついているのを感じた。
(ここでベジータに話し掛けるのは自殺行為だな・・・大人しくしているか・・・・・・)
そしてついにベジータの怒りが爆発する。
「よし・・・このオレが終わらせてやる!!」
「そりゃねえぞベジータ!完全に負けているわけでもねえんだしよ!」
(ご・・・悟空ー!!ベジータを刺激するなーーーっ!!!)
「こんなお遊びはどうでもいい!!オレはてめえと早くケリをつけたいんだ!!」
それのやりとりを見ていた悟飯の対戦相手であるダーブラは微笑んでいた。
そして悟飯との闘いをやめて、司令室へと帰っていった。
「うってつけの戦士が見つかった」という一言を残して・・・
司令室に戻ったダーブラは自分の考えをバビディに話した。
「なるほど・・・同士討ちさせればエネルギーがたっぷり手に入るわけだね!!」
バビディはダーブラの考えに賛成し、実行しようと水晶玉を覗いた。
「きゃははははっ、本当だ!!こいつは邪心に満ちてるよ!!使わせて貰うぞ貴様を!!」
バビディが水晶玉に手を伸ばした。
一方悟空達はダーブラの一言が気になっていた。
「どういうことですって!?あいつ・・・」
「・・・よく分からねえが、自分が戦うまでもねえいい戦士が見つかったって・・・・・・」
「見つかった!?・・・見つかった・・・というのはどういうことでしょう・・・」
悟空達の言葉に界王神が反応する。
「はっ!バビディは邪心を利用して支配するつもりなんです!!無心になりなさいベジータさん!!!」
界王神がベジータの方を振り向く。
しかしベジータは平然としていた。
界王神は不思議そうな顔をする・・・しかし次の瞬間、ある男に異変が起こった。
「うおおおおお・・・っ!!!」
「ヤ、ヤムチャさんっ!?」
「いいぞ!!もうこっちのもんだよ・・・ついでに秘めているパワーを限界を超えて引き出してあげよう!!」
「バ、バビディ様・・・こいつではないのですが・・・・・・」
「何言っているんだい!こいつが一番邪心に満ち溢れていたんだよっ!!」
「し、しかし・・・こいつではあいつら3人には敵わないと・・・・・・」
「だから限界以上までパワーを引き出したんだよ!口ごたえするとスポポビッチみたいに吹っ飛ばすよっ!!」
その言葉以来ダーブラは大人しくなった。
「いい所で闘わせてやろうか・・・パッパラパー!!」
悟空達はバビディの魔術によって武道会場へと移動した。
『さ!なんといったかな・・・え・・・と・・・ヤ、ヤムー!!そいつからエネルギーを奪うんだよ!』
「うるせえ!オレの目的は悟飯だけだ、他の奴等などどうでもいい!それにオレはヤムチャだーっ!!」
「なんというやつだ・・・完全にコントロールされないでいる・・・!!」
バビディはコントロールされないことに焦っていた。
しかしヤムチャの額にはバビディに支配された証拠であるMのマークが浮かんでいた。
「ヤムチャさん・・・まさかわざとバビディの術にかかったんじゃ・・・」
「・・・こうでもせんと貴様はオレと戦わん・・・・・・」
ヤムチャの言葉に界王神が反論する。
「そ・・・そんなことで・・・・・・たったそれだけのことでこんなバカなことを・・・・・・」
「バ・・・バカなことだとーっ!!このオレにはそれが全てだ!!!魔人ブウの事なんかどうでもいい!!!」
界王神の言葉にヤムチャがキレた。
「・・・こいつはオレの強さを超えやがった・・・年下のくせにだ!!こ・・・こいつに命を奪われかけた事もあった・・・!!許せるもんか・・・!!!・・・絶対に・・・!!!!!」
しばらく場に沈黙が流れる・・・そして悟飯が口を開いた。
「バビディーーーッ!!!まわりを誰もいない場所に変えろーーーっ!!!ボクはヤムチャと闘う事にしたーーーーっ!!!」
「望みどおり場所を変えてやるよパッパラパー!!!」
そして誰も居ない平原へと移動した。
「では私と悟空さん、ベジータさんはこの入り口を壊してバビディやダーブラと闘ってきます」
『なんだと〜そうはさせるもんか!ヤムチャ!やめさせるんだよジャマ者は殺せ!殺せ〜〜〜!!』
ヤムチャの頭の中にバビディ声が響く、その声に苦しむヤムチャであったが反論した。
さすがのバビディもヤムチャの行動に驚いていた。
『もう一度だけ言うからね・・・界王神をかだつけてしまうんだよ、さあヤムチャ!!』
「ぐ・・・ぐぬぬぬ・・・・・・!!いったはずだ・・・オレは悟飯と闘いたいだけだと・・・・・・」
ヤムチャは再びバビディの声に逆らった。
「オレは誇り高き砂漠の・・・ヤムチャなんだ・・・・・・てめえの家来になんかなってたまるか・・・!!!」
「それほどボクと決着をつけたかったのか・・・ヤムチャさん」
「で、では我々は行きます・・・頑張ってくださいね悟飯さん」
界王神達はヤムチャと悟飯を残して宇宙船の奥へと進んだ。
「ヤムチャさんからダメージを受けて魔人ブウのエネルギーにはしたくはない・・・・・最高の力で早く終わらせてもらう」
悟飯が気を開放する。
「さすがだな、セルの時以上のパワーだ!・・・だがな・・・かあっ!!!」
ヤムチャも気を開放する。
悟飯はヤムチャの気の高さに少し驚いていた。
「これは、早く終わりそうにはないですね・・・・・・」
「いくぞ!!!殺してやる悟飯!!!」
ついにヤムチャ対悟飯の宿命の対決が幕を開ける・・・・・・・・・
次は、其之三十六 「ヤムチャ最後の決死戦」