其之三十四 「ヤムチャ ボロボロ」

 「う・・・ん・・・・・・てて・・・・・・」
トランクス達に気絶させられたヤムチャは目を覚ました。
 「あいつらめ・・・オレを気絶させて服を奪っていきやがったか・・・・・・」
ヤムチャは頭を押さえながら辺りの気を感じていた。
 「・・・・・・悟飯の気がどんどん小さくなっていきやがる・・・奴を倒すのはこのオレだーっ!!!」
ヤムチャは全速力でその場へと向かって行った。


ヤムチャが辿り着いた場所は武舞台であった。
そこでは悟飯が二人組にエネルギーを吸い取られていた。
 「あんにゃろ・・・トドメはオレが刺す!!」
ヤムチャはトドメを刺すべく武舞台へと上がって行った。
 「余計な手出しする奴は殺すといったはずだ!!」
二人組の一人のヤムーという男ががヤムチャに襲い掛かった。
 「このオレをなめるなよ・・・狼牙風風拳ーっ!!!!!」
武舞台でヤムチャとヤムーの闘いが始まった。


 (むっ・・・こいつ思っていたよりもできるぞ・・・・・・)
 (上半身裸のくせに・・・なかなかやるな・・・・・・)
両者お互いの強さを感じながら闘っていた。
しかし急にヤムチャの動きが止まってしまった。
 (な・・・なんだ!?カラダが・・・うごか・・・な・・・い・・・・・・)
作戦を邪魔されないようにと控え室にいる界王神がヤムチャの動きを封じていた。
動きを封じられたヤムチャはヤムーに打たれるままであった。
 「へっへっへ・・・どうしたんだ・・・さっきの威勢はどうした!!」
 (ち・・・ちくしょう・・・何故動かないんだ・・・・・・)
ヤムチャがヤムーの攻撃で意識が朦朧としていた。
すると観客席からはヤムチャを笑う声が響き渡った・・・
 「まったく・・・なんだあいつは!?」 「助けようとしてやられてやんの!」 「バカだね、バカ」 「わはははー」
 「笑うな・・・笑うな・・・・・・笑うなーーーーーっ!!」
ヤムチャは怒りで超能力をかき消した。
 「わ、わたしの超能力が効かないっ!!!」
超能力をかき消された界王神は驚いていた。。


 「おいっ・・・そろそろ逃げた方がいいと思うぜ」
ヤムーに話し掛けてきたのは体格の良い男、スポポビッチであった。
 「そうだな、無駄な時間だったぜ・・・」
二人は武道会場をあとにして空の彼方へ消えていった。
 「ふっ・・・口ほどにもないぜ・・・さて悟飯にトドメを刺すか・・・・・・」
 「誰にですか・・・ヤムチャさん?」
ヤムチャは後ろを振り向きたくても恐怖で振り向けなかった。しかし気で後ろに居るのは悟飯と分かっていた。
悟飯はすでに近くに居たキビトによって回復していた。
 「死にたいようですね・・・ヤムチャさん・・・」
 「いえいえ!全然死にたくなんか無いですよっ・・・ご、悟飯様・・・・・・」
 「そこの二人!今はそんなことをしている場合では無い!!一緒に来るがいい」
 (た・・・助かった・・・・・・)
ヤムチャは心底キビトに感謝した。


悟飯とヤムチャはキビトから事情を聞いた。
今回の敵は魔道師であるバビディと魔人ブウであった。
 「このスピードでは追いつけない・・・もう少しスピードを上げるぞ」
・・・・
・・・
・・

案の定、ヤムチャはキビトと悟飯のスピードについて行けなかった。
 「くそ〜・・・あいつらオレを置いて行きやがって・・・あとで後悔させてやる!!」
ヤムチャは悟飯の気を感じながら、目的地へと向かって居た。
 「!? そろそろ近いな・・・!あそこの岩場に隠れて様子を見るか・・・」
ヤムチャは近くの岩場へと身を潜めた。
辺りには1件の家と変な入り口があった。
 「誰もいないぞ・・・どういうことだ・・・あれ!?」
辺りを見渡していたヤムチャは何かを発見した。
それはピッコロとクリリンの石の人形であった。
 「なんでこんなところにピッコロやクリリンの石の人形があるんだ・・・?」
ヤムチャはピッコロの人形を叩いて動かない事を確認していた。
すると強く叩きすぎてピッコロの人形が地面に倒れ、壊れてしまった。
 「げっ!!!やべっ!!早く逃げないと・・・そうだあの入り口みたいな所に入ろう」
ヤムチャはとっさに近くの入り口へと入っていった。
その入り口こそがバビディの宇宙船の入り口であった。

次は、其之三十五 「宿命の対決 孫悟飯対ヤムチャ」


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