其之三十三 「ヤムチャのド根性!」

 「今回は本戦にすら出場できずに予選敗退か・・・」
ヤムチャはショックで武道会場の周りを彷徨っていると予選を通過した選手が集まっている場所まで来ていた。
「なんだあのふくめんは!俺はあんなのにも劣るというのか・・・」
サウナ室へ入っていくふくめんの男を見ながらヤムチャは愚痴をこぼしていた。
 (ん!待てよ・・・サウナ室・・・・・・そうだ!!)
何かを思いついたヤムチャはサウナ室へと向かった。するとさっきのふくめんの男の服とふくめんが置いてあった。
 「こいつをいただいてあいつのふりをして試合に出るか!」
ヤムチャは服とふくめんを装着しサウナ室をあとにした。


 「対戦順を決めるくじびきは何処でやるんだ?」
ヤムチャは辺りを見渡しながら奥へ進んでいった。すると目の前に少年がやって来た。少年の正体はトランクスであった。
 「あの〜」
 「なんだ?」
 「あっちで綺麗なおねえさんがお話したいって言ってますけど、恥ずかしいからボクに呼んで来て欲しいって・・・・・・」
 「なに!?その話は本当か!」
トランクスはヤムチャの手を取り走り出した。


二人は人気の無い場所へと辿り着いた。
 「ど、どこだどこだ!?いっておくがオレは好みにうるさいぞ!」
ヤムチャが辺りを見渡すが誰一人居なかった。
 「おいっ、どこにい・・・うっ!」
ヤムチャは後頭部に激痛がはしり、倒れこんでしまった。原因はトランクスの攻撃であった。
 (ま・・・まさか・・・トランクスもこいつになりすまして試合に出るつもりなのか・・・)
 「そうはさせんぞ・・・これは俺のもんだーっ!!!
ヤムチャも意地を見せ立ち上がった。


 「えっ!?今ので気絶しないの・・・タフな人だなぁ〜」
トランクスはその光景を見て驚いていた。
 「でもオジサンには眠ってもらうよ・・・いくぞ、悟天 マスク狩りだ!」
 「ますくがり?」
不思議そうな顔をするヤムチャの後ろにもう一人少年が現れた。
 「ご・・・悟空!?」
悟天の存在を知らなかったヤムチャは驚き、動きが止まっていた。トランクスはそのスキを見逃さなかった。
 「マグネット・パワー −!!」
 「マグネット・パワー +!!」
トランクスと悟天が左腕をかざしてヤムチャに襲い掛かった。
 「クロス・ボンバー!!!」
その言葉と共にヤムチャが装着してたマスクが宙を舞った。
 「おいっ服を脱がせるぞ」
 「でもさあ、小さすぎてバレちゃうんじゃない?」
 「バカだなあ、二人で着るんだよ!」
 「二人で!?」
ヤムチャの抵抗も空しく、二人に服を奪われてしまった。


一方その頃、本物のマイティマスクは・・・
 「あれ!?俺の服が無いーっ!なんでだぁーっ!!」
服が無くなっている事に気づき泣いていた。

次は、其之三十四 「ヤムチャ ボロボロ」


SS  ヤムねば  前の話へ  次の話へ  HOMEへ戻る