其之三十二 「ヤムチャ全員集合!!」

悟飯の魔の手から逃れたヤムチャはカプセルコーポレーションでくつろいでいた。
 「ふう〜危なかったぜ・・・あやうくアホの悟飯に殺されるところだったぜ・・・・・・」
 「ボクがなんですって?」
ヤムチャ恐怖して後ろを振り向けなかった。
 「ごごご・・・ご・・・ごは・・・ん・・・さ・・・ま・・・・・・!?」
ヤムチャは静かに後ろを振り向くと悟飯が立っていた。
 「ボクがどうしたんですか?ヤムチャさん・・・」
顔は笑っていたがヤムチャには悟飯の底知れぬ怒りを感じていた。
 (や・・・やばーい!本当に殺されてしまう・・・誰かタスケテー!!)
ヤムチャが心で助けを求めているとブルマがやって来た。
 「あら悟飯君じゃない、いったいどうしたの?」
 「え〜と・・・今度の天下一武道会に出場するのでその相談なんですが・・・」
悟飯はさっきとは一変してさわやかな青年になっていた。それを見たヤムチャは安心してソファによりかかった。


 「なるほどこんどの天下一武道会に出場するためにヘルメットの代わりを探しているんだ」
 「はい、何かありませんでしょうか?」
 「そうね・・・これなんかがいいじゃないかな」
ブルマは悟飯にバンダナとサングラスを渡した。
 「おおっ!!なるほど!!!こんなカンタンなことでよかったんだ!!!」
バンダナを巻き、サングラスをつけた自分の姿を見た悟飯は喜んでいた。
 「ではボクは他のみんなに武道会の事を伝えてきますね」
新しい変身をとげた悟飯は空へ飛び立った。
 (天下一武道会か・・・今度こそ初戦を突破して見せるぞ!!)
ヤムチャは密かに天下一武道会の出場を決めた。


そして天下一武道会までの1ヶ月間があっという間に過ぎ、いよいよ始まった!!!本当に久しぶりの天下一武道大会が


大勢で行くために大型の飛行機で武道会場へ向かっていた。
 「ヤムチャさんは出場しねえのか?」
チチがくつろいでいるヤムチャに質問した。
 「出るわけありませよハジかくだけですからね」
(なーんてな、みんなを油断させる作戦だぜ〜!!)ヤムチャは心の中で笑っていた。
 「むむむ・・・・・・うくくくっ・・・・・・!!」
突然ヤムチャが苦しみ始めた。一同も心配そうに見つめていた。
 「ウ・・・ウンコがしたい・・・・・・」
一同は全員同時にコケた。
 「き・・・貴様ー!!ふざけた事言いやがってーっ!!!」
キレたベジータは攻撃を仕掛けようと拳を振り上げた。
 「おっと!攻撃しない方がいい、この俺に衝撃を与えればその瞬間に爆発するぞ」
 「ぐ・・・!!」
その言葉を聞いたベジータは攻撃をとどまった。
 「だめだ・・・もうどうしようもない・・・」
誰もがヤムチャは耐えれないと悟った・・・すると一人のZ戦士が皆に笑いかけた。
 「やっぱどう考えてもこれしか・・・みんなが助かる道は思い浮かばなかった・・・行くぞヤムチャ!!」
悟空はヤムチャを掴んで瞬間移動した。
 「わりぃ、ヤムチャここしかなかったんだ・・・」
悟空達が来たのは公園内の茂みであった。
 「くっそぉ〜っ!!!!」
・・・
・・



 「おせ〜な〜いつまで便所はいってる気だよ〜」 「出場受付が終わってしまいますよ!」
Z戦士達は明らかに不愉快であった。
 「いや〜待たせた、待たせた!!いざとなったらウンコがなかなかしぶとくての〜!」
 「でかい声だすなっつーの・・・」
Z戦士達はヤムチャを他人のふりをして無視し、受付へと向かった。


出場するZ戦士達は時間ギリギリで受付を済ませた。そしてヤムチャはというと、誰にも悟られぬように受付へと向かった。
 「グレートウルフマンという名前も書いておくれ・・・」
ヤムチャは小声で受付の人へ語りかけた。
 「グレートウルフマンといえばサタンシティーに現れた悪党じゃないですか・・・ま、まさかあなたが・・・!?」
 「しーっ!このことはないしょにしておけよ・・・ていうか悪党じゃねぇーっ!!」
受付を済ませたヤムチャはこっそりとZ戦士の所へ戻った。
 「あれ?何処いってらっしゃったんですか?」
 「や・・・ちょっとなその・・・トイレにな」
 「ヤムチャ・・・よくそんなに大便がでるな」
 「オシッコだ!!」
ヤムチャは強く否定した。


 『お集まりのみなさんそれではただいまより天下一武道大会の予選を始めます、予選ではパンチマシンを使います』
 「パンチマシンだって?なんだそれは・・・俺は知らないぞ・・・・・・」
ヤムチャはパンチマシンの存在で動揺していた。
そしてミスター・サタンが実際にパンチマシンの数値を見せた。数値は137であった。
 「ヤツが137ならば俺は倍・・・いや10倍は楽勝だな」
そしてヤムチャは番号札を奪い、列へ並んだ。


 「はい次、78番」
ついにグレートウルフマンことヤムチャの番になった。
 「おい、みろよ変な格好してるぜ」 「変態だな!」 「く〜っ闘いたくねえなあ!」
あちこちで罵声が響いた。
 (ふっ・・・すぐにその罵声を変えて見せるぜ!!俺の数値を見て驚くがいい・・・)
 「つあっ」
ヤムチャは掛け声と共にパンチを繰り出した。パンチマシンが数値をたたき出す・・・
 「な、なな・・・7!?」
 「い・・・!?」
周りで見ていた人達はその数値にある意味で驚いていた。
 「す、すいません故障したようです!ちょっとお待ちください」
 「たくぅ・・・かげんが難しいんだよ!」(あれ?俺本気で叩いたよな・・・)
ヤムチャは疑問に思いながらも武道会委員に文句を言った。
 「な、なおったようですので・・・もう一回」
 (今度こそ・・・貴様ら、目ん玉をこじ開けてよく見るがいい!!)
 「つあっ!」
再びヤムチャのパンチがパンチマシンを叩く。そして数値をはじき出した・・・
 「・・・・・・78番・・・さ・・・3点・・・!?予選失格ですね」
ヤムチャ予選敗退・・・

次は、其之三十三 「ヤムチャのド根性!」


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