其之二十九 「ヤムチャに平和を・・・」
セルとヤムチャ達は誰も居ない平原へと移動した。
『絶対にお前を過去には行かさん!!!』
「ほざけ青二才がっ!!!!」
セルは未来ヤムチャへ襲いかかった。彼はセルの攻撃を受け止めパンチで反撃をする。セルはすかさず過去ヤムチャへと攻撃を移す。セルのシッポを受け止めようとしようと手を出したが遅すぎて岩場に叩きつけられた。
「なるほど、貴様が穴だな・・・か・・・め・・・は・・・め・・・」
微笑むセルは過去ヤムチャへ向けてかめはめ波の構えをとる。
「波ーっ!!!!」
迫り来るかめはめ波。しかしヤムチャは恐ろしさで腰が抜けて逃げる事ができないでいた。
過去ヤムチャは思わず目を閉じる。そして凄まじい爆発音が響き渡った。
目を開けると目の前に彼をかばった未来ヤムチャの姿があった。
「Fヤムチャ・・・ど・・・どうしてオレを・・・」
「な・・・情けない話だぜ・・・ヤムチャとあろうものが・・・ヤムチャをかばっちまうなんて・・・最低だ・・・へ・・・へへ・・・・・・」
「バ・・・バカ野郎もう喋るな!」
目に涙を浮かべる過去ヤムチャ。
「お・・・お前といた数年・・・わるくなかったぜ・・・死ぬ・・・な・・・よ・・・ヤ・・・ム・・・チャ」
一筋の涙が未来ヤムチャの頬を流れ落ち、彼は息を引き取った・・・
「はっはっは・・・次は貴様の番だ!」
その光景を見てあざ笑うセル。過去ヤムチャはセルを睨みつけた。
「なんだあそのツラは・・・気に入らねえな・・・・・・」
「許さんぞ・・・!!セル〜!!!」
ヤムチャが気を開放する。
「な・・・なに・・・ヤムチャにこれほどの力があるとは・・・・・・」
ヤムチャの力を見てセルは動揺していた。
「繰気弾!!!」
繰気弾がセルに襲いかかる。しかしセルは超スピードの繰気弾を難なくかわしていく。
「そんなつまらん技が通じるとでも思っているのか」
「つまらん技だと・・・そいつはどうかな!?」
ヤムチャは再び繰気弾を放った。
「同じ技とは芸の無いヤツだ・・・!!!」
セルは自分の力を見せつけようと繰気弾をはね返した。
「今だっ!!のびろ繰気弾っ!!!」
弾かれた繰気弾がヤムチャの声に反応してセルに向かって伸び始めた。
「え・・・遠隔操作だと・・・・・・」
伸びた繰気弾はセルの右腕を切り裂く、右腕を押さえながらセルは地面に座り込んだ。
「まさかあんな攻撃を仕掛けてくるとはな、思いのほかダメージは大きかったぞ・・・しかしこの私には勝てない」
右腕を再生させたセルは上空へ飛び上がりかめはめ波の姿勢をとった。
「さあどうするヤムチャ・・・波ーっ!!!」
ヤムチャに向けてかめはめ波が放たれる。ヤムチャは応戦しようとかめはめ波を放つ。しかし慣れない繰気弾でヤムチャの力は減っていた。
「残念だがこれで終わりにしよう・・・死ねーっ!!!」
「死ぬのはお前だ!!完全に消え去ってしまえセル!!!!」
セルよりもさらに上空からトランクスがセルに向けて気弾を放とうとしていた。セルはとっさにトランクスの方を向いたがすでに体の一部が消滅していた。
「ちっ・・・ちくしょ・・・おお・・・・・・」
未来のセルも細胞の一つも残らずに消え去った。トランクスによって未来に真の平和が訪れた。そしてこの平和は今後も大切にされていくだろうトランクスがいるかぎり・・・・・・・・・
「ちょっと待て展開早すぎるぞ!それに俺は一体どうなっちゃうの・・・・・・」
嘆くヤムチャであったが、それは筆者も分からない問題であった。
次は、其之三十 「ニューヒーロー誕生?」