其之二十三 「怒るかヤムチャ」
ヤムチャがセルに痛めつけられているのを見て、怒りを露わにしている者がいた。それは悟飯であった。
悟飯にとってヤムチャはいじめのターゲットである。それをセルに奪われているような感じがし、悟飯は怒りをみせていた。
「さあどうした、痛いだろう? 怒れ! いやだろ?このまま死ぬのは」
(まったくだ、どうしてセルなんかに抱擁されて死ななければいけないんだ・・・)
ヤムチャは薄れる意識の中でそう思っていた。ヤムチャが気絶する寸前で何者かがヤムチャを救い、セルをしめつけ始めた。それは16号であった。
「お前たちまで巻き込んで犠牲にしてしまうことを許してくれ!!オレはセルと共に自爆する!! だーっ!!!!」
16号の声が響き渡る。近くに居たヤムチャは「ひっ!!!」と叫び、その場から逃げようとしていた。
しかし、16号は自爆できなかった。なぜなら、修理した時にブリーフ博士が爆弾を取り除いてしまったからである。
(まったく・・・脅かしやがって・・・! 貴様のせいで情けないシーンが増えたぜ!!)
そう思っているヤムチャの前で、16号はセルによって破壊されてしまう。
「次は貴様達の番だ・・・7人か・・・よし・・・・・・」
セルは自分のシッポから7人のセルジュニアという小型のセルみたいな生物を生んだ。そしてZ戦士達に襲い掛かっていった。
次々と倒されていくZ戦士達。状況を把握したヤムチャは逃げ出そうとしていた。
「きさま・・・逃げられるとでも思っているのか・・・」
そしてセルはヤムチャのことを殴り始めた。それを見ていた悟飯の怒りはついに爆発する。
「うぉああああーっ!!!!!」
激しい爆発音、その中心に立っていたのは超サイヤ人2となった悟飯であった。
超サイヤ人2になった悟飯にとってセルジュニアは雑魚同前であった。一撃で7人のセルジュニアを撃破していった。
そして悟飯はヤムチャやセルの元へ歩き出した。
「助かったぜ!悟飯〜」
ヤムチャが悟飯に近づく、悟飯は近づいてくるヤムチャに対してヤムチャの右腕を掴み、右腕の骨をへし折った。
「ぎゃああーっ!!!」
骨が折れた右腕を抱えながら苦しむヤムチャ。それを見た悟飯は口を開く。
「調子にのらないでくださいね・・・ヤムチャさん・・・・・・」
にこーと微笑む悟飯。セルはその光景を見て不愉快であった。
「わざわざ何しに来たのだ、まさかこの私を倒しにきたのか?」
「倒しにきたさ・・・きさまはもう許さないぞ」
悟飯はセルの脇腹にパンチを叩き込む。悶絶するセルであったが、なんとか攻撃しようと手刀で反撃したがかわされてアゴにアッパーを喰らってしまう。
「バ・・・バカな・・・この私がたった2発のパンチで、これほどのダメージを・・・・・・」
セルは超サイヤ人2となった悟飯のパワーの前に手も足も出ないでいた。
「パワーがあっても、勝敗は別だ!くらえ全力のかめはめ波だ!!!」
セルはパワーでは勝てないとみて、悟飯に向けてかめはめ波を放った。
しかし、悟飯はセルのかめはめ波よりもでかいかめはめ波で応戦し、セルのかめはめ波を跳ね返す。
かめはめ波を喰らったセルは逆上して襲い掛かった。冷静さを失ったセルは悟飯にとって格好の的であった。
セルの顔に向けて蹴りを放つ。するとセルは口から18号を吐き出すのだった。
「ちぇ・・・つまらない・・・それじゃあお前も もう 終わりだな・・・」
「ゆ・・・ゆるさん・・・・・・ゆるさなぁーい!!!!」
セルがどんどん形態を変えていく・・・それはあるZ戦士を死へと導く前兆であった。
次は、其之二十四 「さようなら戦士達」