其之二十一 「ヤムチャとピッコロ大魔王」
ヤムチャとピッコロが精神と時の部屋で修業をしようとしていた。
「カラダも重いし、暑くて息苦しい・・・しかも食料がこのまずそうな粉と水だけかーっ!! うえ〜ん うえ〜ん!!」
「わめくなっ!!!!静かにせんと首の骨をへし折るぞっ!!!」
「へ・・・へし・・・へし・・・お・・・折りなが・・・ら・・・い・・・いうな・・・よ・・・・・・」
ピッコロはヤムチャの首をへし折りながら喋っていた。
「修業の期間は1年だ・・・貴様はまずは何も せんでいい・・・6ヶ月間生きるんだ」
「6ヶ月間こんなところに居たんじゃ、さびしくて死んじゃうぜ〜」
「いいか!6ヶ月間生き延びて、まずはタフさを身につけろ!!精神的にも肉体的にも、特に足元的にだ!」
そしてピッコロは飛び立っていった・・・
「待てよーっ! ピッコロー!! 怖いから置いて行かないでくれー!!!」
ヤムチャの嘆きも空しく、ピッコロは空へ消えていった。
「白いよ〜 怖いよ〜 お腹すいたよ〜 ひもじいよ〜 死んじゃうよ〜 」
ヤムチャがうずくまって愚痴を漏らしていると、目の前にリンゴがあることに気づいた。お腹が減っていたヤムチャはリンゴを無我夢中で食べた。
「えう〜 中華マンが食べたいよ〜」
空中に居たピッコロはヤムチャの情けない姿に怒っていた。
「くそガキめ・・・世話やかせやがって・・・・・・ただし手を貸してやるのはこれっきりだ、もし貴様が生き延びることができたなら地獄の特訓をしてやろう・・・そして・・・立派な魔族にしてやる・・・!」
そして6ヵ月後・・・
ヤムチャは餓死状態でかろうじて生きていたようだ・・・!
「ふん・・・少しはマシになったようだな・・・では・・・本格的にしごいてやるとするか・・・・・・」
ピッコロの地獄の特訓が始まろうとしていた・・・
「しゃあっ!!!!」
ヤムチャの飛び蹴り対し、ピッコロはスピードでかわした。
「こっちだ」
ヤムチャの背中に攻撃を加えた。
「無意味にとびあがると、相手の攻撃がかわしにくいんだぞっ!」
ピッコロが檄を飛ばす。
「そんなこと・・・簡単に言うけどさ・・・難しいよ・・・・・・」
ヤムチャがブツブツ喋っていると、光線がヤムチャに直撃した。
「ブツブツぬかす暇があるんだったらどうしたらいいか考えろ!! そして動け!!」
「スキだらけだぜ〜ピッコロ!! 狼牙風風拳ーっ!!!!!」
ピッコロのスキをついた狼牙風風拳だったが、片手で全て受けてられていた。
「足元がおるすになってますよ」
ピッコロはヤムチャの足元を攻撃した。やはり元シェン選手だけあってピッコロはヤムチャの動きを完璧に見抜いていた。
そして、あっという間に精神と時の部屋での1年が過ぎていった・・・・・・
「ヤムチャさんとピッコロさんはあと どれぐらいで出てくるんでしょうか・・・」
トランクスがミスター・ポポに訊ねる。
「まる1日までにはまだ3時間近くある」
「ふん・・・欲張ってかなり時間オーバーをするとみた・・・・・・」
その言葉にベジータは自分の考えをぶつけた。しかしベジータの言葉とは裏腹に、二人は早く部屋から出て来るのであった。
(あれがヤムチャか・・・!! みちがえた・・・・・・)
ベジータは修業を終えたヤムチャを見てそう思った。
この小説はヤムチャ主役の小説でありますので、マヌケな軍隊の攻撃やデンデが神様になったという事項は省かせていただきます。
「ち・・・違う!! おまえじゃないんだ!!!」
「うわああー・・・!!!」
「う・・・うう・・・う・・・・・・ハッ!!!」
「やはり・・・10日後というのは長すぎたな・・・・・・」
セルはこの10日間悪夢にうなされていた。
そして地球はとうとう運命のM17日をむかえたのである。
次は、其之二十ニ 「孫悟空とヤムチャ 謎の行動」