其之十九 「ヤムチャの好奇心 セルを助ける」
「新気巧砲!!!! はっ!!!! はっ!!!!」
前話で新繰気弾を放ったヤムチャはたったの4発でエネルギー切れを起こして倒れていた。そしてヤムチャの代わりに天津飯がセルを食い止めていた。
天津飯も最後の新気巧砲を撃ち終わり、無残にも地面に倒れる。
天津飯の姿を見たセルは殺そうと気弾を放つ構えをとる・・・しかし、目の前に悟空が現れた。
「今のオラじゃおめえには勝てねえ・・・だが 一日待ってろ・・・!! 必ずおめえをコテンパンに倒してみせる!!」
そうセルに言った悟空は天津飯と生きていたピッコロを連れて、瞬間移動して消えていった。
悟空が神様の神殿に戻るとベジータとトランクスが精神と時の部屋から出てきていた。
修業を終えた二人はセルを倒しに、飛び立っていった。
一方セルは島に隠れている18号を追いたてるために島を順に破壊していた。
18号と16号が居る島を破壊しようとした瞬間にベジータとトランクスが現れた。
「きさまを葬り去ることぐらい、オレ一人で十分だ・・・はああああ・・・・・・!!!!!」
ベジータが超サイヤ人をさらに超えたという力を開放する。
その力は圧倒的であった。17号を吸収してパワーアップしたはずのセルが手も足も出せないほどのパワーであった。
そして、闘いを見に来たクリリンは人造人間たちの存在に気づく。そして、自分の持つ緊急停止コントローラを強く握り締め、地上に降りて近づいていった。
クリリンは知らなかった・・・自分の後ろに居る・・・・・・ヤムチャの存在を・・・
クリリンが効果範囲内の10メートルにさしかかろうとした瞬間、ヤムチャがコントローラーを奪った。
「こいつが人造人間を停止させるコントローラーか・・・これはこのヤムチャ様が貰ったー!!」
そしてヤムチャがコントローラーのスイッチを押す。しかし、範囲外なので効果は無かった。
「な・・・なぜ停止しない・・・・・・この不良品めっー!!!」
ヤムチャはコントローラを地面に叩きつける、その音で人造人間たちにヤムチャらの存在が気づかれてしまう。
「やばい!バレた・・・逃げるぞクリリン・・・・・・」
逃げ出そうとするヤムチャ、しかし石につまづいて転んでしまう。さらに転んだ拍子にコントローラを踏み潰してしまった。
「なんてことするんですかヤムチャさん!!」
怒りをあらわにするクリリンに対しヤムチャは冷静だった。
「人造人間に壊されたって言えば大丈夫さ!」
クリリンはあきれてものも言えなかった・・・・・・
ヤムチャとクリリンがどうでもいいやりとりをしている間にセルに存在に気づかれてしまう。セルは18号を吸収しようと猛スピードでやって来た。
「どーも どーも これ、つまらないものですけど」
ヤムチャはセルが迫ってくる恐怖に耐え切れずに、18号をセルに渡してしまった。
「さあ 吸収させてもらうぞ・・・・・・」
無残にも18号がセルに吸収されてしまう。セルの完全体を阻止しようとトランクスとクリリンがセルに攻撃するがその抵抗も空しく、セルは完全体となってしまった・・・
「セルが完全体になった・・・」
ピッコロの発言に周りに居た天津飯とブルマは驚いていた。
「クリリンくんは私の作ったコントローラーを使わなかったの!?」
「コントローラーはヤムチャが転んで踏み潰した・・・」
「えっ なんで!?」
「知るか・・・ヤムチャめ・・・! 責任持てよ・・・・・・」
ピッコロはやはりあの時に消しておくべきだったと再び後悔していた。
次は、其之二十 「ヤムチャのバランス」