其之十四 「ヤムチャ 間一髪!」
そして たちまちのうちに3年の月日はながれ 5月12日運命の陽が昇った・・・・・・
Z戦士たちは南の都の南西9キロ地点に集合し始めた。
悟空たちが着いた時にはすでに天津飯と赤ん坊を抱いているブルマの姿があった。
ブルマの抱いている赤ん坊がベジータの子であると聞かされたZ戦士たちは皆驚いていた。するとブルマが口を開いた。
「ヤムチャは私がおいてきたわ 修業はしたけどハッキリいってこの闘いにはついていけないわ・・・」
「ああ そのほうがいい」
ブルマの言葉に悟空は納得した。
そして10時を過ぎた時に事件は起こった・・・
「なにものかがこっちにくる 邪悪なものではない・・・・・・」
ピッコロがある者の気配に気づいた。
「え? ヤムチャさんかな・・・」
「あいつは邪悪だろ・・・」
気配の正体はヤジロベーだった。ヤジロベーは悟空たちに仙豆を渡すとすぐに帰っていってしまった。
そしてヤジロベーが立ち去った後、上空ですさまじい爆発が起こった。
ヤジロベーのスカイカーが爆発し、海へ落ちていく・・・
「みろ なにかいるぞ!!! あれが攻撃したんだ!!!」
悟空たちは空へ視線を移すと人の影が見えた。
その姿には悟空たちは見覚えがあった・・・そうヤムチャであった。
「人造人間っていったから人間みたいな姿かと思ったら、見た目はスカイカーだったな」
勘違いしているヤムチャ。そのヤムチャに何者かが襲い掛かった。
本物の人造人間たちだった。人造人間の一人がヤムチャの顔を掴み、さらに腹を貫く。
悟空たちも人造人間を確認し、その場へやってきた。
「おめえたちが人造人間か・・・ふたりともぶっこわしてやるっ!!!!」
悟空が怒りをあらわにする。
「いいだろう スキな死に場所を選べ孫悟空・・・・・・」
悟空は人造人間が自分の名前を知っていたことに驚きを隠せないでいた。さらに人造人間は天津飯、ピッコロの名も知っていた。
そしてお互い誰も居ない場所へ移ろうと飛んでいった。
着いたところは周りが岩山で囲まれている高原だった。
悟空は超サイヤ人になって人造人間19号に闘いを挑む。圧倒的なパワーで19号を追い詰めていく。
しかし、ピッコロはなぜか悟空が勝負をあせっている事が気がかりであった。
悟空は勝負を決めようと19号に向かってかめはめ波を放つ。
19号は迫り来るかめはめ波に対し手をかざし、手のひらからかめはめ波を吸収した。
「孫っ!!気功波の類いはうつなーっ!!!こいつら気を手から吸い取るらしいぞ!!!」
ピッコロの忠告を聞いた悟空だったが、息がかなり乱れていた。
最初は誰しもエネルギーを吸い取られた事が原因だと思っていたが・・・
「おとうさんは病気なんだよ・・・心臓の・・・・・・!!!」
闘っている悟空が心臓をおさえる仕草を見て悟飯が叫ぶのだった。
心臓病の悟空は思うように闘えず、19号に手も足もでなかった。
ピッコロたちは助けに行こうと悟空の元へ向かったが、一同に人造人間20号が立ちふさがった。
「ここから先は1センチも進むことはできん ためしてみるか?」
20号の強気のセリフに対しピッコロが20号に蹴りを入れようとするがかわされ、逆に反撃されて地面へ倒れてしまう。
「このままでは悟空が死んでしまうぞ・・・」
「しょうがない!ここはオレにまかせておけ」
そういうとヤムチャは胸元からカプセルを取り出した・・・中からでてきたのは黒いペンキだった。
ヤムチャは自分の武道着をやぶり、ペンキに浸してそれをまた着た。
「な・・・なんだあれは 牧師の格好じゃないか!!」
「あんな格好をしてどうしようというんだ!?」
「そうか ほかの者ならヤツを刺激するかもしれんが、神の使いである牧師なら ヤツも気をゆるしてしまう!!」
「なんという冷静で的確な判断力なんだ!!」
Z戦士たちが叫んだ。
次は、其之十五 「成功するか!?ヤムチャの悟空救出!」