第36話 「死ねヤムチャ!!地獄から蘇る強敵(とも)たち」

暗い闇の底・・・二人の男が立っていた・・・
「・・・機は熟した!!」
「今度こそあの憎き孫悟空を殺す・・・頼んだぞ・・・」
二人の男達の横に首にスカーフを巻いた黒髪の少年が現れた。




平和が続く地球・・・しかしその地球に新たな魔の手が迫っていた、その事に気づいたのはパオズ山の孫家にやって来たボロボロのトランクスの言葉だった・・・
「17号にやられた・・・そ、それに・・・空に穴が・・・・・・」
トランクスの言葉に反応した悟空たちは空を見上げる、すると青く澄み渡る空に黒き穴が存在していた。
戸惑う悟空たち、するとそれを察知してか北の界王の声が聴こえた。
「・・・悟空よ、今地球は大変な事になっておる」
「てえへんなこと・・・いったいどうなってんだ?」
「よいか、あの穴はこの世と地獄を繋ぐトンネルじゃ!そしてそのトンネルを生み出したのはドクターゲロとドクターミューじゃ」
界王様から伝えられた事実、今回の敵は二人の科学者ドクターゲロとドクターミューの二人・・・そして17号であった。
「あの穴から地獄に落ちたやつらが出てくるはずじゃ、早くあの穴を塞がないと地球に被害が出てしまうぞ」
「・・・よしっ、オラがあの穴の中に入ってやつらを倒してくるぞ」
悟空は窓から飛び出し、空の穴の方角へ飛び去っていった。
「みんな!ボクらは穴から出てくる敵が人々に被害を及ぼさないように食い止めに行こう!!」
悟飯、悟天そして傷ついたトランクスも悟空を追うようにその場を去っていった。




いち早く穴の場所へ辿り着いた悟空・・・しかしそこにはすでにある男が悟空を待っていた・・・
「抜け駆けはさせんぞ悟空!!」
そこにはこの小説の主人公、ヤムチャが立っていた。
「ヤ、ヤムチャ!?・・・おめえ死んだはずじゃ」
「さぁな・・・悟飯のパンチも口ほどじゃねえってことだ・・・」
「・・・あっ!?」
悟空が思わず口をあける。
ヤムチャの後ろに怒りの化身となった悟飯が立っていたからだ。
ヤムチャは後ろに悟飯がいることに気づいていなかった、また悟飯は気配を殺しつつ、右手に力を溜めていた。
「どうしたんだ悟空?早くこの穴の中に入ろうz・・・ぐはっ!!!」
悟飯の右ストレートがヤムチャの背中にクリーンヒットする。
吹っ飛ぶヤムチャは穴の中に飛ばされていった。
「・・・どうやらこの穴は罠ではないようですね、安全みたいですよ父さん」
「そのだなーじゃあオラちょっくらいってくるぞ」
ヤムチャに続き悟空も穴の中へ入っていった。




トンネルの終点は地獄の底・・・薄暗く、不気味な所であった。
「・・・ここにドクターゲロとドクターミューがいるはずだ・・・んっ!?」
辺りを見渡す悟空が何かを発見する、それは穴の中へ急いで逃げ込むドクターゲロ、ドクターミューと17号であった。
「はっはっはーっ!さらばじゃ孫悟空よ!!」
「貴様はこの地獄に一生暮らすことになるのだー!!」
「き、きたねえぞー!!」
二人の科学者とは思えない卑怯な戦法に悟空は思わず叫んだ。
悟空は追いかけようと、走り出したがすでに穴は閉じ、悟空は地獄に閉じ込められてしまった。
「ちくしょー!」
あまりにも早い展開に嘆く悟空は地面に手をたたきつけた。
悔しがる悟空にさらに追い討ちをかける出来事が・・・
「やれやれだぜ」
「!?」
聞き覚えのある声・・・
「私たちを倒した者とは思えない行動ですね、ほっほっほ・・・」
またもや聞き覚えのある声・・・それも2人・・・
「悔しがる事はない」
「我々が貴様の相手をしてあげますよ」
なんとセルとフリーザが悟空の前に現れた。




地球ではさまざまな敵がぞくぞくと現れていた。
悟空が少年時代に闘った敵をはじめフリーザ一味、人造人間、バビディ一味・・・
そんな中、集団から離れた一人の男が・・・
「へっへっへ・・・せいぜい楽しませてもらうとするか・・・」
男は笑みを浮かべながら大きな町がある方角飛んでいった。

次回 「ヘタレの魔戦士!ヤムチャ&○○○復活」


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