第35話 「 これで最後か!ついにヤムチャ消滅?」

ベビーを倒した悟空たちは神様の神殿へ来ていた。
皆地球の危機が去り、安堵の空気が流れていた・・・だが何かを忘れていた・・・そんな時だった!?
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・
「な、なんだ!?」
地響きが発生し、悟空たちの体が揺れた。
「なんだか、地球全体が揺れていますよ!!」
「で、でも・・・この神殿は空に浮いていますから、地上の振動は伝わらないはずですよ」
トランクスのツッコミが入る・・・するとしばらくして悟飯が叫んだ。
「そうか!ボクらが集めたドラゴンボールを封印しないでベビーに使われたから・・・それで・・・」
究極のドラゴンボールは願いを叶えたら1年以内に集めて封印しないと使用した星、つまり地球が消滅してしまうのだ。
現在願いを叶えて1年まであと2週間となっていた。
「もう一度集めるなんて無理だよ〜」
パンが嘆く。
確かに2週間で7つすべてを集めるのは不可能である、そんな中一人の男がある秘策を考えた。
「こうなったら地球人全員でツフル星に移動するしかないな!!」
ベジータだった、しかし彼のこの策にはいくつかの問題があった。
まずはどうやって地球人全員に地球が消滅するから非難することを理解させるのか・・・
すると全員の視線がサタンに集まった。
「え?また、ワシ・・・?」
そう・・・地球のヒーローであるサタンの言葉なら地球人全員納得する。
これで一つの問題は解決した。
しかし最後に地球人全員をどうやってツフル星に移動させるのか・・・
「それならオラの瞬間移動で朝飯めぇだ!」
この問題も悟空の瞬間移動を駆使することで解決した。
「そうだ!この際瞬間移動が使えるヤムチャさんにも協力してもらいましょう」
「えっ!?ヤ、ヤムチャさん!?・・・ヤ・・・ヤムチャさんは・・・もう・・・・・・」
悟天の言葉にトランクスは言葉に詰まった。
ヤムチャは前回悟飯によって息の根を止められていた。
一応ヤムチャを神殿に持ち帰ったが、あれ以来ヤムチャはピクリとも動かなかった。
「ふぅ・・・仕方ない・・・」
悟飯はため息を一つつき、動かないヤムチャの耳元で何かを呟いた。
するとヤムチャの目が光だし、再起動した。
「ヤムチャ!再起動!!」
復活したヤムチャを見た悟飯はニヤリと笑っていた。
「一体何って言っただろう・・・」
トランクスは悟飯が発した言葉が気になっていた。




タイムリミットは2週間・・・その間に悟空たちは地球人をサタンによって説得させ、宇宙船に乗り込ませ、悟空とヤムチャの瞬間移動でツフル星へ移動させた。
地球崩壊まで残りわずか、だが地球人のほとんどをツフル星へ移動させる事が出来た。
安心した悟空たちであった・・・しかし・・・
「あれ・・・?私のボーヤがいないわ・・・」
なんと!一人だけ移動させていなかった少年がいた。
「ヤムチャさん逝って来なさい!!」
「なんでオレなんだよー!オレは嫌だぜ!!」
「ヤムチャさん・・・パ・・・・・・」
「任せておけって♪」
ヤムチャは嬉しそうに瞬間移動で地球へと移動した。
「・・・うーん・・・悟飯さんは何って言ったんだろう、気になる・・・・・・」
トランクスは2週間それについて考えていたが答えは見つからなかった。




崩壊寸前の地球へ降り立ったヤムチャ、空はいつもの青い色から暗い黒色となり雷が鳴り響いていた。
「どこだガキーっ!!早くでてこーい!!そうすればアレが・・・・・・」
「ここだ!」
ヤムチャに声に反応したのは子供の声ではなく渋い大人の声。
しかもヤムチャはこの声に聞き覚えが・・・
ヤムチャの目の前には気絶した子供を抱えるピッコロの姿があった。
ピッコロはゆっくりとヤムチャの前まで歩き出し、子供をヤムチャに手渡した。
「少し見ない間に、すっかり変わったな・・・足元がおるすなのは治っていないようだがな」
「まぁな・・・」
久しぶりに会った二人は他愛のない会話をする。
しかし久しぶりの再会に浸る余裕はなかった、地球崩壊へのタイムリミットが迫っていた。
「よしっ、瞬間移動で避難するぞ!!」
瞬間移動を試みるヤムチャ・・・
・・・だがヤムチャの体から力が抜け、瞬間移動は失敗に終わる。
「瞬間移動のやりすぎでパワーがなくなっちまったぜ・・・なんてこった・・・」
パワー切れを起こしたヤムチャ、これでは3人はツフル星に避難できない。
・・・途方に暮れるヤムチャ・・・するとピッコロが口を開いた。
「お前はヤムチャだ・・・いくら戦闘力が低く、足元がおるすでもヤムチャにできないことなんかない・・・そうじゃないのか?」
「こんな時にボロクソいいやがって・・・確かにオレに出来ない事はない―――――っ!!!!!」
するとヤムチャの体が金色に光りだす。
「自分を信じろ!!ヤムチャ!!!!」
ピッコロの言葉と共にヤムチャは瞬間移動を成功させた。
ヤムチャは少年を移動中の宇宙船に連れてくることができた・・・
・・・あれ・・・少年・・・だけ・・・・・・
そこにはヤムチャと少年だけで、ピッコロの姿はなかった。
崩壊寸前の地球・・・・・・
ただ一人・・・山の頂上へ立つピッコロ。
その瞳には壊れゆく地球の様子を映していた・・・
「あ、あの野郎・・・オレの手を離していきやがって・・・・・・」




一方ツフル星では避難してきた人々がぞくぞくとやって来ていた。
そこでは悟飯が避難してきた人たちを率先して誘導していた。
(悟飯・・・聞こえるか?・・・悟飯)
「えっ、ピッコロさん・・・どこ・・・?」
悟飯はあたりを見渡すが、ピッコロの姿はなかった。
(悟飯・・・俺は地球と運命をともにする)
「えっ!?」
突然のピッコロの発言に驚きを隠しきれない悟飯。
「え、どうしてですか!?ピッコロさん!!」
(ヤムチャの奴が瞬間移動の時にオレの手を離しやがったんだ・・・)
「そ、そんな・・・!」
(それに・・・俺が死ねば究極のドラゴンボールはただの石になる・・・あれは封印するよりも、消滅させてしまった方がいい)
この時の悟飯は究極のドラゴンボールを封印しなかった先代の神よりもヤムチャに対する恨みの方が大きかった。
(フ・・・どうやらここまでのようだな・・・さらばだ、ごは―――――ん!!!!!)
「ピッコロさ―――――ん!!!!! 」
ピッコロと悟飯叫びの後、地球は爆発し、同時にピッコロの気も消えてしまう。
深く膝を落とす悟飯・・・そんな時、ピッコロが死んでしまった原因を作ったヤムチャが現れた。
「おっ悟飯!約束のアレをくれよ!!」
「・・・ふっふっふ、そうですね・・・ヤムチャさんは頑張りましたもんね・・・ちゃんとあげますよ・・・ボクの拳をね!!」
「えっ、拳って・・・ぶるあっ!!!!!」
悟飯の拳はヤムチャの顔にヒットし、ヤムチャはどこかの聖闘士のように高く舞い上がり、地面に落ちた。




その後地球はナメック星のドラゴンボールによってよみがえり、悟空たちはカプセルコーポレーションでにてみんなの無事を祝ってパーティーを開いた。
しかし、そのパーティーにはピッコロ、そしてヤムチャの姿はなかった。

次回 「死ねヤムチャ!!地獄から蘇る強敵(とも)たち」


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