第34話 「最悪!!ヤムチャが超ウルフ人に!! 」

「オレは人間やめるぞー!ゴーハーン!!」
ヤムチャがついに超ウルフ人へと変身する。
髪の毛の長さは普段と同じであったが、色は白であった。
そして目つきが鋭くなり、瞳は朱色に光っていた。
「やっと真の力を出したようだな、楽しくなりそうだ・・・」
ベビーは拳を握り締め、ヤムチャに襲い掛かった。
スカッ!!
「な、なんだと・・・」
ベビーの拳はヤムチャには当たらず、空を切った。
「今度はこっちの番だ・・・」
ヤムチャは狼牙風風拳の構えをとった。
「狼牙風風拳A(アロー)!!」
真空の刃がベビーに襲い掛かる。
「いまさらそんな技通用すると思っているのか―――っ!!蹴散らしてくれるわ!!!」
ベビーは右手に気を集中させ、狼牙風風拳Aに迎え撃つ。
「今だ!!狼牙風風拳B(ブレイク)!!!」
「何っ!!」
先ほど放った狼牙風風拳Aに狼牙風風拳B状態のヤムチャが追いつく。
「喰らえっ!!狼牙風風拳X(エックス)!!!!!」
「がはっ!!」
ベビーの体に×(バツ)の傷がつけられた。
傷を押さえながらベビーはふらつく体を持ち直そうとした。
「バ・・・バカな・・・このオレが・・・き・・・貴様なんかに・・・・・・貴様なんかにやられるわけないんだ―――――っ!!!!!」
ベビーは空へ飛び上がり、リベンジデスボールを生成する。
「くたばれ―――――っ!!!!」
リベンジデスボールがヤムチャに向けて放たれた。
「愚か者め!聖闘士に同じ技は通用しない!!」
ヤムチャはリベンジデスボールを簡単に弾き飛ばし、ベビーを空高く吹っ飛ばした。
「そ・・・そんなバカな・・・・・・」
ヤムチャの強さに戦意喪失しかけるベビー・・・しかしそんな時であった・・・
「ベビー様!諦めてはなりません!!」
一際大きい建物の最上階からスピーカーを通した声が聞こえた。
それはベビーに操られているブルマであった。
超ウルフ人となったヤムチャとベビーが戦っている間にブルマはベビーをパワーアップするための秘策を考えていた。
「ベビー様!!今からブルーツ波増幅装置を発動させます!!その光を浴びてください!!」
建物の最上階から一筋の光がベビーに向けて放たれる。
「うおおおおおおおおお――――――っ!!!!!」
光を浴びたベビーは叫び声を上げる。
するとベビーの体がどんどん大きくなっていく・・・そしてベビーは大猿へと変身した。




「素晴らしいパワーだ・・・」
本来大猿になると理性がなくなってしまうのだが、大猿となった体はベジータ・・・しかし支配しているベビーはベジータの体に寄生しているだけなので、理性を失わなかったのだ。
「ベビーの癖にでかくなりやがったぜ・・・」
「そんな冗談も言ってられなくなるぞ・・・はっ!!」
ベビーは口から炎を吐く。
「くっ!?」
ヤムチャはベビーの炎攻撃を避ける、だが炎はヤムチャを追いかけた。
するとベビーはヤムチャの頭上に移動していた。
「し、しまった!!」
炎を避けていたヤムチャはベビーの動きを見ていなかった。
ベビーはヤムチャの頭に大きな拳を叩き込んだ。
「ぐっ・・・ちくしょう」
頭から血を流すヤムチャ、思っていたよりもベビーのパワーがアップしていたことに驚いた。
「そうだいいことを思いついた・・・地球を破壊してやるか・・・・・・」
「な、なんだと!!」
ベビーは両手に気を集中させ、巨大な気弾を作り上げる。
「スーパーギャリック砲!!!!!」
地球に向けてスーパーギャリック砲が放たれた。
「バ、バカやろう!!地球が無くなったら風俗通いできねえじゃねえかよっ!!繰気弾!!!!」
ヤムチャはスーパーギャリック砲に対し、繰気弾で応戦した。
繰気弾は大猿化したベビーに当たったが、平然としていた。
一方ヤムチャは地球・・・というか風俗通いを守るためにスーパーギャリック砲を自らの体で受けとめる。
しかしヤムチャはスーパーギャリック砲の破壊力の前に超ウルフ人状態ではなくなり、気を失って倒れた。
「ふっはっはっは―――――っ!!!てこずらせやがって・・・これでオレの邪魔をするものはいなくな・・・あっ・・・・・・」
勝ち誇っていたベビーも気を失って倒れてしまった。
「えっ!?なんで・・・」
不思議がるパン、もしかしてヤムチャの繰気弾が効いたの?と100%ありえない考えが浮かんだりし、混乱していた。
「危ないところだった・・・」
「なんとか間に合いましたね」
だがそんな時、東の空に悟飯とベビーに操られたトランクス、悟天の姿があった。
実はベビーがツフル星に移住している間に悟飯が神殿の中にあるどんな毒も浄化できる伝説の聖なる水の「超神水」を手に入れ、トランクス、悟天をはじめとしたベビーに操られた全ての地球人を正気に戻していた。
「待たせたなおめえたち・・・」
すると今度はスゴロク空間から無事に脱出できた悟空が現れた。
そして悟空は老界王神の元で修業をし、超サイヤ人4への変身を遂げていた。
「さて・・・どうやってベビーを倒しましょうか・・・」
「確かベジータさんの体に寄生しているんでしたよね・・・」
「それならベジータの体からベビーを追い出すか!!」
「でもどうやって・・・」
どうにかベビーだけを倒せないかと悩む悟空たち・・・すると大猿ベビーが立ち上がった。
「父さん!ベビーが!!」
「よし!オラのじゅうべえかめはめ波で・・・」
「ま、待って下さい!様子が変ですよ・・・」
トランクスの言葉に悟空たちは動きを止める。
確かにトランクスの言葉通り、ベビーの様子が変であった。
「人が静かに寝ていたのに・・・邪魔しやがって―――っ!!!オレの体から出て行きやがれ―――――っ!!!!!」
寝ていたベジータは無理矢理起こされたことに怒り、気を最大限まで引き上げた。
「うぎゃあああああ―――――!!!!!」
すると大猿の口から小さい卵のようなものが出てきた、それはなんとベビーであった。
「今だ!!じゅうべえかめはめ波―――――っ!!!!」
「ぎょええええええ―――――っ!!!!!オ・・・オレの出番・・・こ・・・これで・・・終わりか・・・よ・・・・・・」
悟空が放ったじゅうべえかめはめ波はベビーを捉え、そのまま太陽へと向かって行った。
「さすがのベビーも太陽に焼かれたら復活できねえだろう」
「そうですね・・・ちょっと話が強引で展開が早すぎたかもしれませんがね」
「まぁ結果がよければ全てよしですね・・・っ!?」
ベビーを倒し喜びに暮れる戦士達・・・だがそんな中悟飯が何かに気づいた。
「・・・う・・・う・・・・・・」
それはベビーのスーパーギャリック砲を喰らって気絶していたヤムチャであった。
「ヤムチャさん・・・死にかけですね・・・・・・」
「ご・・・悟飯か・・・」
体力が少ないヤムチャは大きな声が出せないでいた。
「オ・・・オレにパンちゃんのパンツをくれ・・・そうすれば再び超ウルフ人に変身してベビーを倒せr・・・」
「ずあっ!!!!!」
悟飯は喋っている途中のヤムチャの頭に目掛けて素早く拳を叩き込んだ。
「ベビーはもう父さんが倒しましたよ・・・ヤムチャさん」
「どうしたんだ悟飯・・・」
背後から悟空の声が聞こえた。
「え、えーと・・・なぜだかヤムチャさんが気絶していて・・・・・・」
悟飯は今自分が行ったことを無かった事にした。
「どれどれ・・・」
悟空がヤムチャの首筋に指を当てる。
「!?・・・脈が無い・・・・・・」

次回 「これで最後か!ついにヤムチャ消滅?」


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