第33話 「変身失敗!?ヤムチャの狼大暴れ!!」
「5秒で潰す!!」
ヤムチャは力を解放する。
「しゃあ―――っ!!!!」
ヤムチャの手刀がベビーの顔に・・・当たる前に右腕でガードされた。
「ぎっ!!!!!」
すかさずヤムチャは空いている左手で再び顔を狙う。
「遅いっ!!!」
「ぐはっ!!」
カウンターを喰らったしまったヤムチャ、鼻から血が流れる。
「どうした・・・とっくに5秒はたったぞ」
「おのれい!!!覚悟はできておるだろうな!!!!」
ヤムチャは鼻血を拭きながら叫んだ。
聖地界王神界・・・
「ご先祖様・・・どういうことでしょうか?」
「シッポを生やし、チャムヤと融合して完全なウルフ人になったはずなのじゃが・・・」
ベビーに手も足も出ないウルフ人ヤム・チャを見て困惑する二人の界王神。
するとヤムチャはベビーに成す統べなくやられていった。
「これが超ウルフ人の力か?」
地面に対し仰向け状態のヤムチャから反応は無かった。
「どうやらここまでのようだな・・・トドメを刺すとするか」
ベビーは高々と空へ飛び上がった。
辺り一面夕陽の色で染まっていた。
「この夕陽が沈む頃・・・ウルフ人はオレとともに潰えるのか・・・無念だ、フッ・・・目がかすむ・・・」
辛うじて生きていたヤムチャはツフル星に浮かぶ夕陽を見つめながら、自分の今置かれている状況をかみしめていた。
そしてヤムチャは空に浮かぶもう一つの物を目にした。
それは地球であった。
「地球・・・オレはあの星守ること・・・できそうもねぇ」
ヤムチャは地球での出来事を思い出していた・・・
砂漠でのハイエナ生活・・・第21回天下一武道会1回戦敗退・・・第22回天下一武道大会1回戦敗退・・・第23回天下一武道大会1回戦敗退・・・足元がおるすになってますよ・・・5回の死亡・・・
ろくな思い出がねえ―――――!!
ヤムチャは別の意味で悲しくなり、涙を流した。
ドクン!!
ヤムチャのシッポが地球からの光に反応した。
「うおおおおおおおおお―――――――っ!!!!!」
「な、なんだ!?」
ヤムチャの体が光に包まれる、驚くベビーの目の前に現れたのはヤムチャの姿ではなく狼人(ワーウルフ)であった。
「フシュ〜!!!!」
「一体何が起きたというのだ・・・あいつはヤムチャなのか・・・!?」
ベビーの目の前に居るのは間違いなくヤムチャである・・・しかし姿が狼と化していた。
「ガルルルル・・・ハッ!!!」
「ぐっ!?」
凄まじい叫び声で衝撃波を生み出し、ベビーに攻撃する。
「なんというバカ力だ・・・なっ!?」
「ハッハッハッハ!!!!」
狼人化したヤムチャのスピードは凄まじかった・・・一瞬でベビーの背後に回りこんむ。
「調子に乗るなよ!!」
ベビーは振り向きざまに気弾を放つ。
しかしそこにはヤムチャの姿は無かった。
「グヘッヘッヘ!!!!!」
姿が消えたヤムチャは周りに居たベビーに操られている地球人の女性を襲っていた。
・・・
・・
・
「また無視かよっ!!」
ベビーのツッコミのレベルがどんどん上がっていく。
そして再び界王神界・・・
「ご、ご先祖様・・・どういうことでしょうか?」
「恐らく無理矢理シッポを生やしてしまったせいで、力のコントロールが不安定になってしまったようじゃ・・・」
「それじゃあ・・・」
「あれは理性を失ったただの狼じゃ」
「でも・・・理性が無いのはヤムチャさんと同じことじゃないですか?」
「・・・・・・」
もはや狼と化してしまったヤムチャを止める者はいないと思っていた・・・
しかし一人の少女が立ちふさがった。
「あんた!なにやってんのよ!!」
パンであった・・・彼女はヤムチャに向かって拳を突き出した。
「グルルルルル・・・」
身も心もすっかり狼となっていたヤムチャはパンの攻撃に対し、反撃をした。
宙に舞うパン、するとパンが背負っていたリュックの中から何かがこぼれ落ちた。
それは軽いためか、ヒラヒラと舞いヤムチャの手にゆっくりと落ちた。
「も・・・もしかして、あ、あ・・・あれは・・・」
パンの顔が青ざめ、そして赤くなった・・・
なんとそれはパンのパンティであった。
「ちょっと!!返しなさいよっ!!」
パンはヤムチャの手の中にある自分のパンティを取り返そうと、ヤムチャに攻撃を仕掛けた。
しかしヤムチャは攻撃を避け、小高い山の頂上へ移動する。
そしてあろう事かヤムチャは手に持っていたパンのパンティを顔に被ってしまった。
「WRYYYYYYYYYYYYYYY!!!!脱衣(クロスアウト)!!!!!」
ヤムチャの体が再び光りだす、そのまぶしさで周りに居た人達は目が眩んでしまう。
またヤムチャは狼の姿から元の人間の姿へ戻りつつあった。
髪の毛は白く、目は朱色に光りだした。
「その者白き兜を纏いて戦場の野に降り立つべし・・・古き言い伝えは真であったか・・・」
「って!あんた誰よ!!」
パンの隣にはヘンなおっさんが立っていた。
次回 「最悪!!ヤムチャが超ウルフ人に!! 」