第27話 「ヤムチャ帰る・・・地球は元からヤムチャの敵!?」

神様の神殿・・・
いつも静かな天界であったが、今日はヤムチャたちの帰還で騒がしい。
「やあ―――――とかえってきたぜぇ―――――っ!!我母星―――――!!!!!」
宇宙船のドアが開くと、突然ヤムチャが3回転ひねりをしながら飛び出してきた。
「な、なんだかテンション高いですね、ヤムチャさん・・・・・・」
「たぶん最近出番がないから無理矢理テンションを上げて出番を増やそうと思っているんだよ」
トランクスと悟飯がちょっとした裏話をしている間に、回転したヤムチャが地面に着地す・・・
グキッ!
「ぐがっ!・・・またこのネタかよっ!!・・・ガクリ」
着地失敗!!




「おかえりなさい・・・みなさん・・・」
帰ってきたヤムチャたちをデンデとミスターポポが向かえた。
「無事に7つの全てのドラゴンボールを集めてきたわよ」
パンは背負っていたバックを地面に下ろし、中から7つのドラゴンボールが入っている袋を取り出し、デンデに手渡す。
「・・・確かに受け取りました・・・・・・」
デンデは両手で袋をしっかりと持つ、すると悟飯が声を上げた。
「あっ・・・そういえば父さんを元の大きさに戻さないといけませんね、どうすれば・・・」
「それは・・・またこのドラゴンボールの神龍に願いを叶えて貰わないといけません・・・」
デンデがすかさず口を開く。
「でも願いを叶えてしまうとまたドラゴンボールを集めないといけなくなりますね・・・」
「オラならこの姿でHEAD-CHA-LAだぞ」
悟空はあっさりと答える。
「ちょっと待て!オレの意見は?」
足を挫いたヤムチャは足を引きずりながら、叫ぶ。
「ではこのドラゴンボールは神殿の奥に封印しておきます・・・」
「お願いするよ」
「おいっ!ちょっと待て!!オレは子供なんてヤダぜ!そりゃあ銭湯で女湯に入れるけど、大人じゃないとこのオレの力が発揮されな・・・げふあっ!!」
いかがわしい台詞を言おうとしたヤムチャに対し、悟飯は間一髪のところでパンチを加えた。
こうして宇宙にちらばった7つのドラゴンボールは再び神殿に封印される事になった。
そして悟空たちはそれぞれ自分の家へと帰って行った・・・
地球に忍び寄っていた危機は救われたかにみえた・・・
「・・・・・・ベビー様・・・ベビー様・・・ドラゴンボールが揃いました・・・そして憎きサイヤ人たちも・・・」
地球の危機はまだ終わらない・・・




ヤムチャはトランクス、ギルと一緒にカプセルコーポレーションに向かっていた。
「あの・・・ヤムチャさん・・・」
「ん・・・なんだ?」
「なぜこっちの方へ・・・まさか、またウチに住み着くのですか」
「バ、バカをいうな!いくらオレがヘタレでもそんなことはしないぜ・・・ただ飯と寝床を貰うだけさ!」
それが住み着くってことだよ・・・とトランクスは心の中で思いながらため息をつく。
そして二人と1体は西の都のカプセルコーポレーションに着いた。
「ただいま!」
トランクスの声がカプセルコーポ内に響く。
しばらくするとブルマとベジータがトランクスたちをむかえた。
「おかえりなさい・・・」
「久しぶりだな」
久しぶりだからなのか、二人の様子が少しおかしかった。
「どうしたんだ二人とも・・・?(はっ!?まさかブルマの古着をブルセラで売ったのバレたのか・・・)」
ヤムチャは自分の犯し罪がバレたのではないかと焦っていた。
「・・・す、すまなかった!オレがブルマの服を売ってお金にしていたことは許してくれ―――っ!!!」
ヤムチャは土下座をし、二人に謝った。
するとベジータはヤムチャの目の前に立った。
「本当に久しぶりだ・・・惑星ピタル以来だ・・・・・・」
「えっ・・・」
ベジータは照準をギルに合わせた。
右手から真空波が生じ、ギルを襲った。
「ギル!!」
トランクスの叫びも空しく、ギルはバラバラになり地面に落ちた。
「わ、惑星ピタル以来・・・ま、まさか!!」
「やっと気づいたか、このベジータの体はこのオレ・・・ベビーが乗っ取った!」
正確にいえば乗っ取らせてもらったのだが・・・この辺がベビーのヤムチャモードの効果である。
「くっ・・・ヤムチャさん!ヤバイですよ!!」
トランクスはヤムチャに呼びかけるが、ヤムチャはすでにカプセルコーポの外へ逃げていた。
「がんばれートランクスー!」
「ぐむむ・・・ヤムチャさんめ・・・」
トランクスは拳を強く握り締める。
「そういえば貴様には一度オレが入りこんだな・・・」
「それがどうした!!」
「オレには人間に寄生した時に必ず卵を産む・・・その卵を産みつけられた人間はオレの思い通りに操る事が出来る・・・」
「な、なんだと・・・ぐっ・・・があっ・・・・・・」
急にトランクスが腹の辺りを抑えながらその場にうずくまる。
「やっと貴様に生みつけた卵の効果が出てきたようだな・・・」
ニヤリと笑うベジータベビー。
「次は貴様だ!!」
ベジータベビーの視線は木の陰に隠れていたヤムチャに向けられた。
「うぎゃあああああ―――――っ!!!!!」
ヤムチャは自分でも信じられないぐらいの速さの舞空術をやりのけた。
「やった!新記録!!・・・っていってる場合じゃねえよー!!!」
喜びも束の間、ベジータベビー・・・そしてベビーに支配されたトランクスやブラまでも追ってきた。
「・・・ちょっと待て!ブラって舞空術つかえたのかよっ!!ひえぇー!!!」
さりげなくツッコむヤムチャ、すると前から人が飛んできた。
それは悟空と気絶したパンを抱えた悟飯だった。
彼らは今のヤムチャにとって救世主であった。
「おーい、悟空ー!助けてくれー!!」
しかし、彼らも追われていた。
悟空たちの後ろにはベビーに操られた悟天がいた。
「おっ、ヤムチャ・・・どうしちまったんだおめえ・・・」
「はぁ、はぁ・・・それはこっちが聞きたいぜ!オレがブルマの服をブルセラに売ったって言ったら、急にベジータがベビーになって、ブラが舞空術使って・・・」
「ちゃんと教えて下さいよヤムチャさん!」
「ご、ごはん・・・さん・・・く、くび・・・をしめ、た・・・じょうたい・・・じゃ・・・む・・・・・・チーン」
ヤムチャは落ちた。
「くそー、仕方ねえ・・・こうなったらかめはめ波で悟天を気絶させる!!」
悟空はしつこく追ってくる悟天に対し、かめはめ波の体勢をとった。
「やめろ〜!やめるんだ、悟空さんー!!」
「サタン・・・」
かめはめ波を打とうとしたいた悟空にやめるように呼びかけたのはサタンであった、隣には魔人ブウことミスターブウも一緒だった。
「・・・悟空さん、悟天くんはツフル星人のベビーという奴に操られているだけなんだ!!」
「なっ、ベビー・・・」
「しかもワシたち以外はみんなベビーに操られてしまっているんだー!!」
地上にいるサタンは口に手を当てて、空中にいる悟空に聞こえるように叫んだ。
「くっ・・・それじゃあ・・・・・・」
「そのとおりだ、久しぶりだな悟空!!」
「ベ、ベジータ・・・おめえまでもか!?」
ヤムチャを追っていたベジータベビーも悟空たちの元へやって来た。
「それにしても・・・まだ卵を産み付けていなかった人間がいたとはな、驚きだ」
「へっ!こっちにはブウさんがついているんだー!オレはブウさんの体内に隠れていて難を逃れたんだい!!」
「ほぅ・・・そのデブにはそんな能力があるのか・・・ならば・・・今ここで消しておくか!!」
「なっ!逃げろサタン!ブウ!うわっ!!!」
ベジータベビーは右腕から気弾を地上に向けて放つ。
徐々にサタンたちに襲いかかる気弾。
気弾から逃げるためにブウはサタンを抱え、高く飛ぶ。
「ブウ!サタンと一緒に逃げてくれ!!」
「おっけ〜」
「そうだ!ブウ、パンのことも頼む!!」
悟飯はブウに向かって気絶しているパンを放り投げる。
ブウはパンにおやつ光線を浴びせ、チョコにし口の中に入れた。
「ベビー!!この世界チャンピオンミスターサタンの代わりに、そこにいる悟空さんと悟飯くんが相手をするぞー!!オレが相手でなくて助かったなー!!はっはっはーうわっ!!」
キメ台詞を言っている途中でサタンはブウのおやつ光線を浴び、チョコになってしまった。
そ、そんなーせっかく格好良く決めていたのに!!
チョコになったサタンもブウの口の中に入る、そしてブウは悟空たちを後にしその場からどんどん遠ざかる。
「逃がすか!」
悟天が遠ざかるブウを追いかけようと、体を乗り出す。
「待て!あんな雑魚は放っておけ・・・まずは目の前にいるサイヤ人たちを殺してやろうではないか」
「悟飯は悟天を抑えていてくれ・・・オラはベジータの体からベビーを追い出してやる!!」
「ふっふっふ・・・出来るのか貴様に・・・」
「なめるなよ・・・はああああああ!!!!!」
悟空の気が急激に上昇する。
「父さんが超サイヤ人3に変身する・・・」
超サイヤ人3悟空とベジータベビーの闘いが今始まる!!




「ブウー!待ってくれー!!オレもチョコにして守ってくれよー!!!」
ヤムチャは去っていくブウに叫んでいた。

次回 「超ヤバイ!?ヘタレヤムチャ敗れる!!」


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