第24話 「大変だ!!二人のヤムチャが現れた」

ヤムチャたちがすべてのドラゴンボールを手にし、観光をしている頃。
地球ではとんでもないことが起ころうとしていた・・・




ゾリ・・・ゾリゾリ・・・・・・
部屋から何かを切るような音が聞こえる・・・。
パシャ・・・パシャ・・・・・
今度は液体が飛び跳ねる音が聞こえた。
部屋のドアが今、ゆっくりと開く・・・
出てきたのはヒゲを剃り終えたベジータであった。
「そう、オレはこの世で誰よりも強く・・・そして美しい!!」
自分の美貌に酔いしれるベジータ。
そしてベジータは台所へ足を運んだ。
台所ではブルマが食事の仕度をしていた。
「ブルマ・・・オレは美しいか?」
ベジータはアゴを突き出しながら言う。
「う、美しいかはともかく、ヒゲない方がいいわよ」
「そ、そうか?」
ブルマの言葉に顔を緩めるベジータ。
しかしその表情も長くは続かなかった。
「なんだ、ベジータさんヒゲ剃ったのけ」
「な、何っ!?」
驚くベジータ、なぜならブルマの背後にチチが居たのだ。
サイヤ人の王子とあろう者が、チチの存在に気づかなかったとは・・・恥である。
赤面するベジータ、そして彼は・・・
「き、来てるなら来てると早く言え!!」
捨て台詞を残し、その場を素早く去っていった。
「どうしたんだベジータさん?」
「きっと普段見せない表情を見られたから恥ずかしかったんでしょ」
チチとブルマが会話をはじめる。
「そもそも、なんでベジータさんはヒゲを剃ったんだ?」
「ああ・・・それはね娘のブラに 『パパ、そのヒゲ全然似合っていないわよ!』(エコーあり)って言われたのよ」
「ぷ・・・あははは! あははははははは」
笑うチチ、それにつられてブルマも笑い出す。
「オラ、実は似合ってねぇと思ってただ!」
「あたしも!・・・あははは」
二人の笑いはまだ続いた。
するとドアの方から凄まじい殺気を感じる。
ドアの横にベジータが立っており、二人の会話をしっかりと聞いていた。
「ぶっ殺す!!」
ベジータは拳を強く握り締めた。




ベジータが殺気立ち、怒りに燃えている頃、悟天は街でデートをしていた。
「今度はどこにいく?パレスちゃんの好きな所でいいよ」
「そうですね・・・迷いますわ」
二人は何気ない会話をしながら街の中心部を歩いていた。
すると「ドーン」という音が辺りに響く、そして遠くの方で黒い煙があがった。
「な、何だ・・・」
彼女であるパレスを抱き締めながら悟天は身をかがめた。
「お祭りでしょうか?」
お嬢様であるパレスは今起きている状況を全く理解してなかった。
爆発の中心部の方から何者かが歩いてきた。
それはなんとベビーだった。
しかし以前のベビーとは違っていた。
人間に寄生し、エネルギーを奪っていったベビーはパワーアップしており、身長も高くなっていた。
「サイヤ人は・・・どこだ・・・・・・」
ベビーは街を破壊しながら歩く。
逃げ惑う人々、叫ぶ人々・・・そんな中、あのお方が現れた。
「地球の平和を乱す悪党め!地球の平和を破るヤツは、このミスターサタンが許さんー!!」
地球のヒーローミスターサタンであった。
「サタン!サタン!サタン!」
サタンの登場で逃げ惑っていた人々はサタンコールを始め、サタンを応援した。
「このミスターサタンが貴様を成敗してくれるわっ!!とうっ!!!」
高いビルから颯爽と飛び降りるサタン、そして地面に着地す・・・
グキッ
「ぐ・・・ぐむぅ・・・がっ!!」
上手く着地できたかと思えたが、足をくじいてしまったサタン。
くじいた足を抑えながら、飛び跳ねる。
周りのギャラリーはそんなサタンを見て言葉を失う。
それを見たサタンは・・・
「先制パンチとは卑怯だぞ!」
ベビーにやられたと、誤魔化そうとしていた。
そしてサタンは悟天の存在に気づいた。
「はっはっはー!貴様もこれで終わりだ!!我が弟子の悟天が相手をする」
「えっ!?」
サタンの言葉にあっけにとられる悟天。
「さあ!行くのだ!!」
悟天に催促するサタン。
「サタンさん、でもボク今日デートなんですよ」
「何をいうか!ワシのために戦ってくれ!」
「でも〜・・・」
「いいか、ここで彼女に強いところを見せれば、メロメロだぞ」
「・・・そ、そうか!そうですね!闘いましょう!!」
小声で話しをしていた悟天とサタンはベビーに視線を向けた。
「パレスちゃん待ってて、軽くアイツを倒してくるから」
爽やかな笑顔を見せ、悟天はベビーに向かっていった。
「・・・サイヤ人・・・・・・」
悟天をサイヤ人(性格にはハーフ)であることに気づいたベビー。
悟天のパンチを払い除け、悟天の腹に攻撃を加える。
「ぐっ!」
ひるんだ悟天にさらに攻撃をし、建物に吹っ飛ばした。
「あわわわわわ・・・」
驚くサタン。
悟天はゆっくりと立ち上がり、流れ出た血を拭う。
「いてて、油断した・・・まさかあんなに強いとは」
悟天は頭を抑えながらベビーの前に向かった。
「ふっ、サイヤ人のパワーとはそんなものなのか」
「!?・・・なぜサイヤ人のことを・・・・・・」
ベビーに言葉に焦る悟天。
「本気を出すんだな、そうしないと貴様をオレに勝てない」
「どうやらそのようだな」
悟天の目つきが変わる。
ついに悟天が本気になる。
「ボクのデートをメチャクチャにしやがって!!」
なんか違う気もするが、悟天は超サイヤ人へと変身した。
(今だ!!)
ベビーは悟天が本気になるのを待っていた。
そしてベビーは液状になり、悟天の傷口から寄生した。
「ぐ・・・うっ・・・」
抵抗する悟天だったが、ベビーにカラダを乗っ取られた。
「すさまじいパワーだ・・・この調子でサイヤパワーをオレのモノにしていく・・・次は西の都だ」
悟天の体を手に入れたベビーは西の都へ向かった。
「サイヤ人の王子ベジータ!・・・首を洗って待っていろ!!次は貴様のパワーを頂く」

次回 「ヒゲなしベジータ VS 悟天ベビー」


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