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第18話 「公権力横領サイヤ人 孫悟飯」

「ご・・・悟空さん・・・」
「どうしたトランクス?」
「あ・・・圧倒的ですね・・・」
「まぁ、悟飯のやつは昔から逆上してしまうとどうなるか分からなかったからなぁ〜」
驚愕するトランクスとは反対に悟空は目の前で起きている現実を冷静に受け止めていた。
「・・・親がなんだって? 親は関係ねえだろ親は・・・俺の前で親の話はよしてもらおうか!!!」
ガンッ!!
悟飯の拳が1体のロボットの顔を捉える。
「ヒィィィィィ―――――ッ!!」
自分のことを『俺』と言っている悟飯、そこにはいつもの悟飯はいなかった。
「今日は金利だけで勘弁してやろうと思ったが・・・48億ゼニーきっちり耳を揃えて払いやがれっ!!!!!」
「48オクゼニーッテ・・・オレタチ オマエラカラ カネヲカリタオボエハナ・・・グハッ!!」
理不尽に殴られた青色のロボットは壁に叩きつけられ、その場に倒れこんだ。
「ナ・・・ナンテヤツダ! コノママデハ オレタチ ゼンメツダ・・・」
焦るメガキャノン・シグマたち、しかしそんな事はお構い無しに悟飯は彼らたちに襲いかかる。
「そういえば・・・お前はパンを鷲づかみにして、放り投げてくれたよな・・・」
「イ・・・イ、イ・・・イヤ・・・ソンナコトシテナイ オレハ ソンナコトシテナイ・・・」
恐怖に怯えたロボットは言い訳をするが、今の悟飯は馬の耳に念仏状態であった。
悟飯はおもぐろに近くにあった大きな壺を片手で持ち上げた。
「アッ・・・ソレハ 500マンハスル ツボ・・・」
「お礼は倍返しだー!!!!!」
ガッシャーン!!!
砕け散る壺、そして砕け散るロボット、そしてそれを見てニヤリと笑う悟飯。
「ク、クソ・・・コウナッタラ ガッタイスルシカナイ・・・」
リーダー格の赤色のロボットが呟くと、残りの4体のロボットがバラバラになり、パーツが赤ロボットに張り付く。
「ハッハッハ!!オレタチガ ガッタイスレバ 10バイイジョウノ チカラヲ エルコトガデキル・・・キサマラニ ショウキハナイ!!」
赤ロボットが高らかに笑う。
「はっはっはっはっは―――――っ!!!!」
しかし悟飯も笑っていた。
「本来なら、合体するまで待つのがお決まりだろう・・・だが!この小説はそんな甘っちょろくないぞ!!」
「エッ!?」
悟飯は右手をグッと握り締め、合体途中の赤ロボットの前に立った。
「キ・・・キサマ!ヒキョウダゾ!!」
合体途中は動けないか、その場から逃げないロボット。
「卑怯だと・・・オレは学者だーっ!!!!!」
「ネ、ネタ チガウ・・・ゲフアァー!!」
「貸した金はみんな平等に返していただく・・・それが、バンカーの仕事だ」
悟飯は後ろを振り向き、歩き出した。
「サ・・・サッキ・・・ガクシャ・・・ダッテ・・・イッタジャ・・・ナイカヨ・・・ガクリ」
ロボットは崩れ落ちた。




走る・・・ひたすら走る・・・あの場所へ・・・・・・
逃げ出したヤムチャは宇宙船がある場所へと向かっていた。
「ふぅ、やっとオレの出番が回ってきたぜ・・・前回なんて1回も喋ってないしな」
前回の愚痴を言いながら、ヤムチャは着実に宇宙船がある場所へ近づいていた。
そして数分後・・・
「確かこのあたりだったはずだが・・・」
辺りを見渡すヤムチャ、しかしそこには宇宙船らしきものは見当たらなかった。
そこにあるのは大きな木と岩、そして鋼色になっている宇宙船・・・
「鋼色の宇宙船!?」
ヤムチャは自分の目を疑った。
自分が乗ってきた宇宙船がただの金属の塊と化していた。
「待っていたぞ、ヤムチャとやらよ!!」
「き、貴様は・・・」
変わり果てた宇宙船の上にリルド将軍が立っていた。
「最強のロボ軍隊メガキャノン・シグマを倒した事は誉めてやろう・・・しかし貴様らの命もここで尽きる」
(もしかして、さっきのロボたちのことか・・・)
ヤムチャは自分が逃げてきた方向をチラリと見る。
「さすがの私も全員を相手をすることはできないからな・・・まずは貴様から殺すことにしよう」
リルド将軍はヤムチャと同じ地へ足を踏みしめる。
「ちくしょう、なんでオレはいつもついていないんだ・・・だが!オレだって頑張れば倒せる!!オレには狼牙風風拳という技がある!!!」
ヤムチャは両手を動かし、狼の型をとった。
「狼牙風風拳か、凄まじいスピードで攻撃する技・・・しかしその技にも弱点がある!!」
「ならばその弱点というのを見せて貰おうじゃないかっ!!だっ!!!」
ヤムチャは一瞬でリルド将軍の懐へもぐりこんだ。
「くたばれ!狼牙風風け・・・がっ!!」
「ふふふ、どうした・・・」
「が・・・があ・・・」
ヤムチャの狼牙風風拳はやはり当たらなかった。
「データどおりだな・・・貴様の弱点は足元だな!!」
「ち、ちくしょう・・・子供になってリーチが短くなったからだ!ボケが!!」
「ボケだと・・・人が親切に弱点を教えてやったというのに・・・貴様、楽に死ねると思うなよ!!」
リルド将軍は気を溜め始める。
「本来なら、気が溜まるまで待つのがお決まりだろう・・・だが!このヤムチャにそんな大らかな考えは持ちたん!!くたばれーって・・・おい!」
ヤムチャの攻撃が止まる、なぜなら目の前にいるリルド将軍がすでに変身を遂げていたのだ。
「これがハイパーメガリルドだ・・・時間がかかってすまなかったな、この変身にはまだなれていないものでな」
「ちょっと待て!いくらなんでも早すぎるぞ!!」
ヤムチャはリルド将軍に突っかかる。
「うるさい!そんなことを言うと、一気に金属板にするぞ!!」
「やれるものならやってみろ!この小説はオレが主人公!!ましてやドラゴンボールで生き返らせる場面が少ないGTではこのヤムチャの死は小説の死だ!!」
「ぐむむむ・・・」
データ外のヤムチャの強気な発言にリルド将軍はたじろいた。
「スキあり!」
スキだらけのリルド将軍にヤムチャの拳が炸裂する。
「どうだ・・・なっ!」
渾身のヤムチャのパンチ攻撃はリルド将軍に対し、まったく効いていなかった。
「小説がなんだ!主人公がなんだ!!こうなったらこのメガリルドの本当の恐ろしさを見せてやる!!」
リルド将軍は両手を高々と天へ挙げる。
「一体なにをしようというのだ・・・」
ヤムチャは一応身構え、攻撃にそなえる。
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
「!?・・・何の音だ・・・?」
「ふっふっふ・・・オレの後ろを見て見ろ!!」
リルド将軍の後ろには金属の津波が発生していた。
「この惑星そのものがこのオレ、ハイパーメガリルドなのだ」
「な、なんだってーっ!!!!!(AAなし」
「大人しく金属板になるがよい・・・」
笑みを浮かべるリルド。
「冗談じゃない!金属板になったら、どんだけ荒らしや厨が増えると思っているんだーっ!!」
「その板じゃねえーっ!!!!」
リルド将軍は叫んだ。

次回 「荒らし上等!!金属板になったヤムチャ」


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