第16話 「裏切りのギル・・・そしてヤムチャも・・・」
早くも6つ目のドラゴンボールを手に入れたヤムチャたち。(制作者も気づいていなかったらしいぞw
最後のドラゴンボールを求めてヤムチャたちを乗せた宇宙船は宇宙を彷徨っていた。
「3ヶ月でもう6つとは・・・」
「こう上手く物事が進むなんて・・・嫌な予感がしますね」
Z戦士たちは楽な展開に対し、すこし恐怖を感じていた。
数時間後・・・
宇宙船は大きな惑星を通り過ぎようとしていた。
「大きな星ね〜」
パンが窓の外に目をやる。
するとギルが切なそうな表情(?)でその惑星を見ていた。
話によると通り過ぎた星はギルの故郷、マシン惑星M2。
ギルは惑星へ行きたいと主張した。
「意義あり!」
そこへ意義を申し立てたのはヤムチャだった。
「てめえの故郷だかなんだか知らないが、ドラゴンボール集めには関係無いだろう!ビシッ!!」
ヤムチャは意見を述べる。
しかしZ戦士たちはギルの弁護をする。
「いいじゃないですかヤムチャさん・・・あと9ヶ月もあるんですよ」
「オラもギルの故郷とかいう星みてみてえし」
「民主主義ならヤムチャさんの負けになりますよ」
悟飯は邪悪に微笑む。
「ぐ、ぐむ・・・・・・そうかいそうかい!オレは絶対に外に出ないからな!!」
ヤムチャは捨て台詞を吐いて床に寝転んだ。
惑星M2はブロッコリーのような木がいっぱい生えている一見普通の星の感じだった。
しかし辺り一面の殆どは金属で構成されていた。
「ヤムチャさん、るすばんお願いしますよ」
「おう!このヤムチャ様にすべて任せておけ!!」
(・・・それが一番心配なんだよ・・・・・・
悟飯は心の中で想う。
「さてと・・・昼寝でもして待つとするか」
ヤムチャはベットに横になり、静かに目を閉じた。
・・・
・・
・
ズドーン!
凄まじい音が宇宙船内に響いた。
「う、うおっ!」
寝ていたヤムチャも飛び起き、窓から外を覗く。
すると宇宙船の前に5体のロボットが立っていた。
ロボットたちは宇宙船を破壊していた。
「・・・な・・・なんだあいつらは・・・5体なんて卑怯だぞ・・・・・・」
ヤムチャは外にいるロボットたちに聞こえない程度の音量で叫ぶ。
そして気づかれないよう、かがみながら移動した。
「そういえば前にもこんなことがあったような・・・その時は確かに何かにぶつか・・・イタッ!・・・なんでこんな所に壁があるんだよっ!!」
「カベデナクテ ザンネンダッタナ」
「・・・!?」
ヤムチャがぶつかったのは先ほど外に居たロボットのうちの1体だった。
「ひぃ〜!た・・・たす・・・たすけて―――――っ!!!!!」
ヤムチャ猛スピードで宇宙船の外へ出て行った。
「ナ、ナントイウ ハヤサダ・・・・・・」
「ソレヨリモ レイノモノ アッタゾ」
一方悟空たちにも魔の手が迫っていた。
「どういうことなのよギル!」
声を上げて叫ぶパン。
パンが叫ぶのも無理はない、今の状況・・・パンたちはロボットたちに囲まれていた。
「ギル リルドショウグンノ ナカマ パンノ ナカマ チガウ」
「そういうことだ! これほど素晴らしい実験材料とドラゴンボールを持ち帰るとは・・・よくやったぞDB4649T2006RS!」
ギルの態度を見ると、今声を発した人物がリルド将軍のようだ。
「裏切ったのかギル!」
悟飯の問いにギルは答えようとはしなかった。
「さて・・・貴様らの処刑を始めるとするか」
リルド将軍は一歩前へ出た。
悟空たちは一斉に構え、攻撃に備えた。
「そろそろ部下がお前達の持っているドラゴンボールを持って来る頃だ・・・そうすれば、ドクターミュー様の全ギャラクシー征服計画が実現化するのだー!!!!」
「全ギャラクシー征服計画・・・?」
「貴様らには関係のないことだ・・・構え!!」
リルド将軍の声と共に周りを囲むロボットが銃を悟空たちに向けた。
「お前たちの思い通りにならねえよー!」
悟空が口を開いた。
「なんだと・・・」
「宇宙船にはオラたちの他にも仲間がいるんだ!」
「な、なに・・・」
リルド将軍が焦る。
(ヤ、ヤムチャさんじゃさすがに無理だよ・・・父さん・・・)
悟飯は心の中で呟く。
「・・・!? 戦闘力・・・誰かが来る」
リルド将軍が後ろを振り返る。
悟空たちもリルド将軍が見ている方向を見る。
するとそこにはヤムチャの姿が・・・
宇宙船を飛び出したヤムチャは悟空たちの所まで逃げてきていた。
全身の力が抜けたように倒れる悟空たち。
それを見たリルド将軍は確信した。
「そうか・・・あいつが宇宙船とやらにいた仲間か・・・どうやら恐怖で逃げ出してきたみたいだな」
恐怖のあまり前方が見えていないヤムチャはロボットの波へと突っ込んだ。
「い、いてて・・・」
頭を抱えるヤムチャに悟飯は近づいた。
「ヤムチャさん・・・」
「・・・ど・・・どうしたんですか・・・悟飯さん・・・」
「今の状況を見て・・・分かりませんか・・・」
ヤムチャは辺りを見渡す。
そこには大量のロボットに囲まれた自分がいた。
「それに・・・頼んだるすばんはどうしたんですか・・・」
「い、いや・・・変なロボットがやって来てさ・・・しかも5体だぞ、5体!さすがに恐くなって逃げ出してきたってわけ・・・ってうわっ!!」
ヤムチャは悟飯がいつのまにか最強の戦士モードへ変身していることに気づいた。
「ヤムチャさん・・・あなたという人は・・・・・・」
「ひ・・・ひっ・・・ひっ・・・・・・」
ヤムチャはあまりの恐怖に声が出ず、足が震えて動けなかった。
「足元はおるすのくせに!! るすばんはできないのですか――――――ーっ!!!!!」
「ひぇええええええええええええええ―――――――っ!!!!!」
悟飯はかめはめ波の体勢をとる。
「やめて下さい悟飯さん!」
そこへトランクスが止めに入った。
た、助かったぜトランクス・・・この時ヤムチャはトランクスにんものすごーく感謝した。
「無駄なエネルギーは使用してはいけません!まずはこいつらを倒さないと・・・ヤムチャさんを倒すのはこいつらを倒してからで」
「な、なにぃーっ!!!!!」
「ふっ・・・ふっふっふ・・・そうだね、こいつらを倒してからゆっくりと・・・くっくっく・・・・・・」
悟飯はヤムチャを見下ろしながら笑っていた。
「き・・・貴様らー!! オレを無視するなーっ!!! バカにしやがって!! 催眠ガスだ!!早く打て―!!!」
「ハ、ハ・・・ハイ!! リョウカイシマシタ!!」
ロボットたちは初めて見る怒りのリルド将軍に驚き、少し戸惑いを感じながら催眠ガスが入っている銃のトリガーを引いた。
「だんだん・・・眠く・・・な・・・って・・・・・・」
ヤムチャたちは催眠ガスを浴び、次々と眠っていった。
そこへ先ほど宇宙船に忍び込んでいた5体のロボットがリルド将軍の前に現れた。
「リルドショウグンサマ ドラゴンボールヲ ミツケテキマシタ」
ロボットの一人が6つのドラゴンボールが入ったバックをリルド将軍の前へ差し出す。
「ご苦労・・・それからそこに転がっている5人を・・・な、何っ!?」
リルド将軍は地面に転がっている人物が一人足りない事に気づいた。
「いつの間にか女のガキがいなくなっている・・・」
どうやらパンは催眠ガスを浴びずに逃げ出していた。
「あんな戦闘力の低い小娘などはほっておくか・・・本命は抑えたからな」
リルド将軍は寝ている悟空を見た。
次回 「データにゃないぜ!!ヤムチャのヘタレ」