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第11話 「翔べ!ヤムチャ」

『もうすぐ選手が戻ってくるぞ〜!先頭は悟空選手だ〜!!』
(ふっふっふ・・・)
『おおっと!後ろからものすごいスピードで迫ってくる選手がいるぞ〜!!』
「ふっ・・・このヤムチャ様を忘れちゃこまるぜー!」
ヤムチャがついに悟空と並ぶ。
「わるいが悟空よ、貴様を超えるぜぇ!!」
ラスト100メートルの直線、ヤムチャは自分が持つ力をフルに放出した。
「な、なー!」
驚く悟空を後にし、ヤムチャは10メートル、20メートルと悟空を突き放す。
『ヤムチャ選手が悟空選手を突き放す〜!』
そのままヤムチャはゴールテープをきった。
『ヤムチャ選手が、今ゴールイーン!!優勝はヤムチャ選手!!!』
観客の声援がヤムチャを祝福した。
「これでオレも役に立てたぞーっ!!!!!」
ヤムチャはガッツポーズをし、地面に倒れこんだ。
・・・
・・




「・・・チャさん・・・・・・」
「ヤ・・・チャさん・・・・・・」
「ヤムチャさん・・・・・・」
自分を呼ぶ声でヤムチャはゆっくりとまぶたを開く。
「やっと目が覚めたようですね」
ヤムチャの目の前に居たのはトランクスだった。
「・・・あれ・・・?ゴールしたオレのガッツポーズは・・・?」
「何を寝ぼけているんですか、レースなら悟空さんの優勝で終わりましたよ」
「な、なんだってー!!」
素早く起き上がり、ヤムチャはあたりを見渡した。
すでにレースは終り、人の数が明らかに減ってた。
「どういうことだ・・・レースはオレが勝った筈だぞ!!」
「何を言っているんですか、ヤムチャさんは第一の難所のところで岩にぶつかって気絶したじゃないですかー!」
「気絶だと・・・いや!そんな事はない!!現にタイトルは『翔べ!ヤムチャ』だぞ!!!オレはまだとんでいないぞ!!!!」
「記憶と場面がとんでいるじゃないですか」
「そっちかよっ!」
ヤムチャはツッコミを入れた。



4つ目のドラゴンボールを手に入れたヤムチャたちは、宇宙船へ向かった。
すると宇宙船から怪しい3人組が飛び出した。
「ふっはっはっは〜!!ドラゴンボールを頂いて行くぞー!!!」
「いくぜー!」
「いくのだー!」
謎の3人組は近くに停めてあった自分たちの宇宙船に乗り込みその場を去っていった。
呆然と立ち尽くす一同。
最初に立ち直ったのはヤムチャだった。
「あの野郎・・・よくもオレのドラゴンボールを・・・・・・」
ヤムチャはレースで失格になった矢先のことで、怒りが倍増していた。
「絶対にゆるさん・・・ゆるさんぞーっ!!!!!」
ヤムチャは気を開放した。
「ってヤムチャさん、宇宙服を着ないと・・・」
トランクスの呼びかけも空しく、ヤムチャは宇宙船を追いかけた。
「ああ・・・逝っちゃった・・・・・・」
悟飯は呟いた。

次回 「ダンシング イズ ヤムチャ」


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