第三十七話「結束」
「ピ、ピッコロ!?・・・お、おめえ死んだはずじゃ・・・」
「フン、勝手に殺すな!・・・!?・・・つあっ!!」
話をしている悟空とピッコロに気弾が迫っていた、しかしいち早く気づいたピッコロが手刀で弾き飛ばした。
「不意打ちとはなめたことしてくれるな・・・」
「ターレスに殺されたと思っていたが・・・生きていたとはな」
「ケッ・・・てめえらの乗って来た宇宙船に備わっている回復機能とやらを使わせてもらったんだ!ラディッツとかいうサイヤ人がそのことを喋っていたことを思い出してな」
『タ・・・ターレス・・・オ・・・オレを宇宙船まで連れて行ってくれ・・・そ・・・そうすれば宇宙船に備え付けられている・・・か・・・回復機能で・・・・・・』(第十三話「増援」より
「なるほど・・・だが重傷だった貴様が宇宙船に一人で辿り着くなど不可能なはずだ・・・」
「それはオレが連れて行ったからさ」
ピッコロと未来ベジータの間に割り込む一人の男・・・
「ト、トランクス!?」
「心配かけました父さん」
なんとターレスに殺されたと思われていたトランクスも生きていた。
「ターレスめ・・・一人ならず二人までもトドメを刺し忘れるとはな・・・どいつもこいつもサイヤ人の恥さらしめ!!いいだろう・・・貴様らまとめてこのオレが殺してやるぞ―――っ!!!!!」
未来ベジータはさらに気を高め、悟空たちを威嚇した。
「孫!オレたちで奴を食い止める!!貴様は元気玉を完成させるんだ!!!」
「・・・わ、分かった!!」
悟空は両手に力を込め、精神集中に全力を注いだ。
「3人がかりでこの程度か・・・」
「ハァ・・・ハァ・・・どういうことだ、奴に近づいたら力が抜けていきやがる・・・」
「奴にはエネルギードレインという能力がある、奴は周りの人間の力を少しずつだか奪っていく」
「エネルギードレイン!?・・・」
「フン・・・やっかいな能力だ」
苦戦するピッコロ、ベジータそしてトランクスの三人。
彼らは未来ベジータのエネルギードレインに苦しみ、思うように攻め込めないでいた。
「余所見をしていると死ぬぞ!!はあっ!!!」
会話をしているピッコロに向かって気弾を放つ未来ベジータ、不意をつかれたピッコロは避ける暇がなかった。
「くっ!!」
手を交差させ、防御の体勢に入るピッコロ。
すると何処からともなく気弾が・・・未来ベジータの気弾にぶつかり、ピッコロへの軌道をずらした。
ゆっくりと気弾が飛んで来た方角を見る未来ベジータ、そこには悟飯と悟天の二人が立っていた。
「あいつら・・・粋な真似しやがって・・・」
「大丈夫ですかピッコロさん!」
ピッコロに近寄る悟飯。
「まさかお前に助けられるとはな・・・」
少し嬉しそうに語るピッコロ。
「次から次へとザコが増えやがって・・・そんなに早く死にたいらしいな!」
怒り爆発の未来ベジータ、それにさらに追い討ちをかける出来事が・・・
「!?」
未来ベジータに向かって円盤状の気弾が飛んで来た。
「くっ!!」
高くジャンプをしかわす・・・がそこに待ち構えていたように衝撃波が未来ベジータに圧し掛かった。
「がっ!!」
衝撃波で動けなくなった未来ベジータにさらに丸い気弾が襲い掛かる。
「ちっ・・・一体なんだ!?」
未来ベジータに攻撃した者達・・・それはなんとクリリン・天津飯・ヤムチャの3人であった。
「助けにきたぜ!」
3人はみんなの所へ移動する。
「っ・・・どいつもこいつも・・・そんなにオレを怒らて死にたいか―――っ!!望みどおり貴様ら全員殺してやる!!!!」
未来ベジータの怒りがついに頂点に達する。
それと同時にヤムチャの靴の紐が切れた。