第三十五話「最終決戦」

未来ベジータの一振りが地面をえぐる。
「なんというパワーだ・・・」
「パワーだけじゃない、スピードまでさっきまでとは桁違いだ」
未来ベジータは独特の動きで悟空たちを翻弄していた。
「そこだ!!」
ベジータは拳を放つ、しかし未来ベジータは右手で払い除け左腕で攻撃をしかける。
「がっ・・・」
未来ベジータの攻撃は腹に直撃し、ベジータはその場にうずくまる。
続いて悟空が未来ベジータに襲い掛かった。
しかし未来ベジータは悟空の攻撃を難なくかわす。
「それが攻撃か・・・止まって見えるぞ!」
「くっ・・・・・・だっ!!」
地面を強く踏み切り、さきほどよりも速い攻撃を放つ。
だが未来ベジータは悟空の攻撃の力を利用し、逆に悟空を吹っ飛ばした。
「二人がかりでその程度か」
圧倒的なパワーとスピード、そしてテクニックを見せつける未来ベジータ。
(・・・おかしい・・・オレも奴も同じ超サイヤ人だ・・・しかしこの差はなんだ・・・それに・・・力が減ってきていやがる・・・・・・)
ベジータは自分の体に起きている異変に気づく。
「どうやら気づいたようだな、貴様らのパワーを奪っていくエネルギードレインを発動させたのだ・・・少しずつだが貴様らのパワーを確実に奪っていくぞ」
悟空とベジータの体からパワーが抜け出し、未来ベジータに向かっていく。
パワーを得た未来ベジータはさらに戦闘力が増す。
「こりゃあ早く決着をつけなきゃいけねえみてえだな・・・」
「そのようだな・・・」
「そういうことだ・・・初めから全力でかかってくるんだな!!」




「ちっ・・・」
ベジータは未来ベジータから離れた。
「どうした・・・オレを倒すんじゃなかったのか」
未来ベジータは手を自分の方へあおいで挑発する。
「だあっ!!」
拳を振り上げた悟空が未来ベジータの上をとった。
しかし悟空の拳は当たらず、空を切る。
「それでよけたつもりか・・・はあっ!!」
悟空は未来ベジータの足を取る。
「うおりゃあああああああ―――――っ!!!!!」
力まかせに未来ベジータを空へ放り投げ、悟空は素早くかめはめ波の体勢をとる。
「波っ―――――!!!!!」
放り投げられた未来ベジータに向けてかめはめ波が飛ぶ。
かめはめ波が未来ベジータに接近する・・・だがかめはめ波は未来ベジータを通り抜けた。
「・・・!?」
「後ろだ」
「なっ!?・・・うぐっ」
残像を残すほどのスピードでかめはめ波をかわした未来ベジータは悟空の背中に攻撃した。
「もう少し楽しめるかと思っていたが・・・そろそろこの闘いも飽きてきた、終わりにしよう・・・」
未来ベジータはさらに戦闘力を高める。
「ベジータ・・・どうやらここまでのようだぜ・・・」
「・・・カカロット、何か策はあるか・・・」
「真の超サイヤ人のかめはめ波ですら奴をとらえる事ができねえとなると・・・どうしよもねえな、ははは・・・」
人は恐怖状態に陥ると笑ってしまう・・・まさに悟空はそれだった。
しかしベジータは違っていた。
「カカロット耳を貸せ・・・奴を倒せるかもしれない方法がある!」
果たしてベジータの秘策とは・・・


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