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第三十一話「準備運動」

周囲に転がっていた石が浮き上がる。
両者まだ闘っていなかったが、すでに気のぶつかり合いが始まっていた。
重苦しい空気が支配していた。
「はあっ!!」
沈黙を破り、最初に攻撃を仕掛けたのはベジータであった。
ベジータは自分自身に向かっていく。
未来ベジータはベジータの攻撃を左腕で受け止め、空いた右手で攻撃を仕掛ける。
ベジータは身をよじり未来ベジータの攻撃を避け、右腕を掴んだ。
「うおおおお―――――っ!!!!」
自分を中心に回り、その反動を利用して未来ベジータを岩に叩きつけた。
岩が崩れ去る音が鳴り終わる寸前・・・岩陰が光る。
次の瞬間、気弾がベジータ視野に現れた。
その事にいち早く気づいたベジータは素早く空へ飛び上がる。
しかしその事を予測した未来ベジータはベジータの軌道へすでに移動していた。
「つあっ!!」
両手を組みそのまま振り下ろす。
攻撃を喰らったベジータはそのまま地面へ落下していく。
・・・・・・




「さて・・・そろそろこちらも闘うとするか」
カカロットが口を開く。
「あぁ・・・」
悟空が言葉を発した数秒後・・・二人の姿がその場から消える。
消えた二人は一瞬で空へ移動し、攻防戦を繰り広げる。
ベジータと違い悟空は亀仙流、カカロットはサイヤ人独特の戦闘法・・・異なる戦闘方法のために互いに動きが読めない闘いとなった。
ヒュン!先に仕掛けたのはカカロットだった・・・拳がとぶ。
悟空はバク転で避け、地面に足がついた瞬間にカカロットに向けて気弾を放った。
「つあっ!!」
カカロットは右腕を素早く振り、気弾を払いのける。
「くっ!?・・・なっ!い、いない!?」
「後ろだ!!」
悟空は気弾をおとりにし、カカロットが気弾が弾いた瞬間に後ろにまわっていた。
そして力強く右足を振り切りカカロットを吹っ飛ばした。
「ちっ!」
カカロットは直ぐに地面に両手をつけ、その場に踏みとどまった。
「ふぅ・・・」
一息つき、カカロットは呼吸を整えた。
そして地面に向かって拳を放つ。
すると地面が割れ、悟空が立つ場所まで亀裂が生じた。
バランスを少し崩した悟空はたまらず空へ浮き上がる。
それを見たカカロットは気を瞬間的に爆発させ、悟空の元へ移動した。
「はあっ!!」
悟空の腹にパンチを叩き込む、そして悟空の首を掴む。
「うおおおおお―――――っ!!!」
掴んだ悟空をそのまま岩に叩きつけた。
「まだまだー!!はあっ!!」
今度は悟空を空へ放りなげ、気弾を放つ。
気弾は悟空をめがけて飛んでいく、そして悟空に直撃・・・せずに通過していった。
「・・・!?」
驚くカカロット、気弾を通過した悟空の姿が徐々に消えていった。
「それは残像だ・・・」
悟空は空に放り投げられた時に残像を残すスピードですでに地上へ移動していた。
「残像か・・・なかなかやるな」
「おめえこそ、オラわくわくしてきたぞ」
互いに様子見の闘い・・・・真の闘いはこれから・・・


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