第三十話「最強対最強」
辺りに冷たい空気が流れる。
(なんてパワーだ・・・さっきの奴らとはレベルが違う)
この張り詰めた空気を悟空たちは体で感じ取っていた。
「闘う前に一応聞いておこう・・・オレたちの仲間にならないか」
突然の未来ベジータの言葉。
「何を言ってるんだ!お前たちの仲間になるわけないだろう!!」
それに対し最初に口を開いたのは悟飯だった。
「・・・どうやら答えはNOのようだな、残念だ・・・なら死んでもらう!!」
未来ベジータは右腕を大きく振りかざした、すると辺り一面が爆発に包まれた。
「く、くっ・・・!?」
悟空たちは爆発に巻き込まれる前にその場から逃げ出す。
「逃げ足だけは速いみたいだな・・・」
不適に笑う未来ベジータ・・・そして未来ベジータの隣にいたはずの未来悟空(以後カカロット)の姿が消えていた。
そのことにいち早く気づいたのは悟空だった。
「!?・・・みんなー!上だ!!」
悟空たちの頭上にカカロット、両手に気を溜めていた。
「避けれるかな・・・ハッ!!」
悟空たちに向かって気弾がカカロットの両手から放たれる。
しかし悟空たちは間一髪のところで避け、地上へおりる。
「避けるだけで精一杯か・・・たいしたことないな」
「たいしたことがないだと・・・このベジータ様をなめるなよ!!」
未来ベジータの言葉に激怒したベジータは超サイヤ人へと変身する。
「ほぅ・・・どうやら紛いではない超サイヤ人に変身できるみたいだな・・・さすがはオレといったところか」
「けっ、自分に誉められても嬉しくないぜ」
未来と現在のベジータ、どうやら性格などは同じのようだ。
「だがオレたちにはかなわない・・・」
「・・・そいつはやってみねえとわかんねえぞ!」
悟空もまた超サイヤ人へと変身した。
「どうやらお前たち二人はオレたちと戦う資格があるみたいだな・・・ではもう一人はご遠慮いただくか・・・」
未来ベジータは一瞬で悟飯の目の前に移動し、腹にパンチを叩き込んだ。
「ぐあっ!!」
そしてすかさず未来ベジータは零距離で気弾を放つ。
巨大な気弾に包まれた悟飯は気弾と共に空へ消えていった。
(・・・速い、それになんという気弾の破壊力だ・・・)
「さて・・・これで邪魔者がいなくなり2対2の勝負ができそうだな」
今ここに・・・現在と未来の悟空・ベジータの戦いが幕をあげる。