第二十一話「真実」
「何度やっても貴様はオレには勝てねえよ」
拳が振り下ろされる。
「がはっ!」
口から出た血が乾いた地面に落ちた。
「この戦いも飽きた・・・終わりにしよう・・・」
ターレスは右手を開き、を倒れているピッコロへ向けた。
「最後に言い残す事はあるか?・・・オレは慈悲深いんでね」
「ハァッ、ハァッ・・・へっ、そいつはありがたいな・・・では一つだけ聞かせてくれ・・・貴様のその力についてだ・・・なぜ通常状態で超サイヤ人になったトランクス、そしてこのオレを圧倒する力を身につけている・・・」
「・・・んっ・・・超サイヤ人・・・」
ターレスは気絶しているトランクスを見る。
「くっくっく・・・貴様はあの小僧が変身していたのが、超サイヤ人だと思っているのか・・・」
「な、なんだと!?」
「あんな変身など、本当の超サイヤ人になれなかったサイヤ人が生み出したモノにすぎない・・・」
「!?・・・ま、まさか・・・それじゃあ・・・」
「理解が早いな・・・今のオレの状態こそが、本当の超サイヤ人だ」
ピッコロはターレスの全体を見渡す、しかし特に変わっている所は見当たらない。
「外見はそれほど変わりはしない・・・ただ目の色だけが紛い超サイヤ人と同じ色になるだけだ・・・」
ターレスの瞳の色は金髪状態となる超サイヤ人と同じ色をしていた。
「ちなみにオレたちの時代ではオレを含めて3人・・・3人がこの超サイヤ人に変身する事ができる・・・ということだ、いい冥土の土産になっただろう?・・・今楽にしてやるぜ」
ターレスの右手が金色に光る。
「へっへっへ・・・」
「!?・・・どうした・・・恐怖で笑っているのか?」
「いや・・・貴様みたいなやつがその本当の超サイヤ人とやらになれるのなら、あいつらもなることができるなと思ってな」
ピッコロは笑う。
「ほぉー、そうか・・・ならそいつ等の居場所を教えてくれれば嬉しいのだがな・・・」
「へっ・・・そんなことぐらい、てめえ自身で探すんだな!!」
「そうか・・・あばよ!!」
ターレスの右手から気弾が放たれる。
ピッコロが居た場所は焼け野原となり、地平線となった。
「さて、逃げたやつらを追うか・・・ナッパの気を感じない所を見ると奴も失敗したか、サイヤ人の恥さらしめ・・・」
ターレスはその場を去り、聖地カリンへ向かった。
「か、神様ーっ!!」
傷ついた悟飯を抱えた悟天が天界へ辿り着く。
「悟天さん!待っていましたよ!!」
デンデは悟天の元へ走り出す、そして倒れた悟飯に手をかざす。
「よかった死んでいない・・・」
悟飯が生きていることに安心し、デンデは直ぐに治療を始めた。
「そうだ!お父さんとベジータさんは?」
悟天が作者と読者が完全に忘れていた人物のことを言う。
「悟空さんとベジータさんはまだ戦っています・・・こうなった以上、悟空さんたちに助けを呼びましょう」
「じゃあ、ボクがお父さんたちを呼んで来ます!場所はどこですか?」
「一番奥の所です!最初の曲がり角を右に曲がってください!!」
「分かりました」
悟天の姿が神殿内へと消える。
デンデは傷ついた悟飯の治療に専念する。
次回!お待たせしました!!悟空とベジータが久しぶりに登場します!!!