第十七話「危望」

「お前はナッパっていうサイヤ人だな・・・データによれば死亡となっているはずなんだが」
「ふん、この時代のオレは死んでいるのか・・・まったく軟弱なオレだぜ」
自分に対し愚痴を漏らすナッパ。
さらにナッパは言葉を発する。
「ところで聞きたいことがある・・・貴様は何者だ?あいつらの仲間か・・・」
「オレはあいつらの仲間ではない、ただ知っているだけだ・・・」
「ならばなぜやつらの手助けをした!」
「あいつらには借りがあってな・・・」
「ならば最後に貴様の名前を聞こう、生きているうちに名前ぐらい喋っておけ!はっはっは!!」
ナッパは先ほどの挑発の仕返しといわんばかりに、いやみを飛ばす。
「オレの本当の名は忘れてしまった・・・ただ今残っているのは17号という忌々しい番号の名前だけだ・・・」
「17号・・・気を感じない所からみると貴様はロボットかサイボーグか?」
「まぁそんなところだ、もう質問がないならそろそろ戦いを始めたいのだが・・・」
「いいだろう・・・オレの力を見て後悔するがいい!!」
ナッパは気を開放し、超サイヤ人へ変身する。




「まずはあいさつがわりだ・・・はあっ!!」
ナッパの放った巨大なエネルギーの塊が、17号を襲う。
だが17号は咄嗟に空へと逃げる。
「つあっ!!」
「!?」
すぐにナッパの第2の攻撃が放たれる。
ナッパの拳を肘で受け流し、懐に入る。
17号は肘をナッパの腹に突き当てる。
「!?・・・つあっ!!」
17号の攻撃を平然と耐え、反撃の左ストレートを放つ。
しかしスピードでまさる17号は紙一重でかわし、一旦ナッパから離れる。
「ちっ!ちょこまかと動きやがって・・・!!」
「ふん・・・貴様がただ遅いだけだろう」
「な、なんだと―――っ!!! なめやがって・・・これならどうだ!!!」
ナッパは口を大きく開いた。
不思議そうにみつめる17号・・・するとナッパの口から強力なエネルギー砲が放たれる。
エネルギー砲はそのまま17号へ向かい、爆発した。
「はっはっは!!この距離では避ける事もできなかったようだな!!」
笑うナッパ、しかし煙が消えて現れたのはバリヤーを使用している17号の姿だった。
「な・・・バ、バリヤーだと・・・・・・」
「残念だったな、オレには気弾系の攻撃は通用しない」
バリヤーを解き、地上へ下りる17号。
「気功波のたぐいは通じないというわけか・・・ならこの肉体で貴様を殺す!!」
ナッパは拳を強く握り締める。
「さっきはお前が攻撃をした、今度はこちらから攻めさせてもらう・・・」
そう言うと17号はナッパの視界から消えた。
「うぐっ!!」
ナッパは頭部に激痛を感じた。
振り向くと蹴りを放った17号が立っていた。
「お・・・おのれぇー・・・つあっ!!」
ナッパの正拳突き・・・しかしまたしても17号は視界から消えてしまった。
今度はナッパの懐へもぐりこみ、アッパーを放った。
ナッパはよろよろと動きながら、後退する。
「こんなチンケな攻撃でこのナッパ様を倒せると思っているのか!?」
口から出た血をぬぐい、ナッパは笑う。
「本当のパンチというのを教えてやるぜ!はっはー!!」
「はあああああ・・・」
17号は右手に気を集中させ、円盤状の気弾を出した。
「そんな気弾の攻撃など、オレには通用しないぞ!!」
迫り来るナッパはさらに加速する。
「だれが投げて攻撃するといった・・・」
「なにっ!?」
17号は円盤状の気弾を右手で維持しながらナッパの攻撃に合わせるように突進する。
ナッパのパンチに対し17号はクロスカウンター如く反撃した。
「ぐっ!?」
攻撃はお互いの顔をかすめる結果となった。
しかし円盤状の気弾で攻撃した17号はナッパの頬を切り裂いていた。
「ふっふっふ・・・面白いぜ・・・全くここのやつらはオレを楽しませてくれる・・・・・・」
流れる血がナッパの頬を流れる。
「これになるのも今日で二回目だ・・・はあああああ・・・・・・」
ナッパは気をさらに高め始めた。
「またせたな・・・超サイヤ人では勝てないようだから、超サイヤ人2になってやったぜ!勝負ここからだ!!」
17号はナッパの超サイヤ人2の戦闘力に圧倒されていた。
「・・・ヤバイかもな」
17号は軽く呟いた。




「もう少し楽しめると思っていたが・・・・・・」
「ぐ・・・ぐっ・・・・・・」
「あ・・・」
ピッコロとトランクスが地面に倒れている。
そしてターレスは全くの無傷の姿であった。
「バ・・・バカな・・・・・・」
「まぁ驚くのも無理はない・・・これはあいつらじゃできないことだからな」
ターレスは納得のいかないピッコロたちに対し答えた。
(こ・・・このままでは・・・せめて悟空やベジータが来れば・・・・・・)
ピッコロはかすかな希望を・・・誰かが助けに来てくれる事を考えていた。
「さて、そろそろ終わりにしよう・・・」
ターレスは両手に気を集中させた。


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